【靴屋の小話】革の種類~スムースレザー編
こんばんは、blueoverチームのzuccoです。
毎週日曜日は家族総出で、ランニングに行きます。
今日も行ってきました。
自然に恵まれた場所で、体も心もリフレッシュされます。
私の走りは早くないし、7キロ8キロくらいなので、小学1年生の息子が2年生、3年生になると、追い抜かれそうです。どうしよう。。
さて、先日は革のなめし方法などについて、ご紹介しました。
今日から革の種類について。
革は表面の仕上げによって呼ばれ方が違ったりします。
スムースレザー、ベロア、ヌバック、スエード、型押し、シュリンク、エナメルなど。
初めはスムースレザーから始めたいと思います。
スムースレザー
スムースレザーとは、一番一般的な革。
【滑らかな革】の意味で、牛革や馬革などの革の種類には関係ありません。
仕上がりの状態で分けられます。
ですから、ベロアやヌバック、スエードなどの起毛革やシボのある型押し革やシュリンクレザーはここには入りません。
一般的にはクロムなめしで仕上げた革をアイロン加工し、滑らかにして作られることが多いのですが、
ヌメ革やオイルレザーでも、吟面が滑らかであればスムースレザーです。
なので、スムースレザーといっても、革の仕上げ方法が違うため、表情はざまざまです。
たとえばblueoverのモデルで比較してみる
スムースレザーを使っているモデルでたとえると、marcoとおかっぱ。
marcoで採用しているスムースレザーは、防水加脂をしみこませ、半永久的に防水機能をもちます。
革本来の表情も楽しめますが、独特の艶もあり、美しい革に仕上げています。
おかっぱでは、白や黒の色がきれいに出て、また柔らかさのあるスムースレザーです。
白はとても作るのが難しい色なのですが、
革の部位によって色や表情が変わらぬよう、均等に見えるように作られています。
ちなみに、ビジネス靴では、ほとんどがスムースレザーですね。
話をまとめると、同じスムースレザーとはいえ、どんな表情が欲しいかによって、仕上げ方は何通りもあり、魅せ方は全然ちがってきます。
明日はblueoverのマイキーに使われているベロア革について。
読んでいただいてありがとうございました。
zucco
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