blueover_zucco【靴とカバンの会社のひと】

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国内スニーカーブランド『blueover』https://blueover.jp/ のサンプル作成、量産を手掛けます。そして実はワンダーバゲージhttps://wonder-baggage.com/では売り場をうろうろしております!日々の出来事なども載せていきます。3児の母。

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【靴屋の小話】靴の裏革ライニングの話

こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 今日は私たちが使っている主なライニングについて、ご紹介したいと思います。 ライニングとはライニングという言葉を聞いたことありますか? 言葉の語源はライナー(liner)で、調べてみると意味は以下のようにありました。 ライナー【liner】 の解説 1 野球で、空中を低く直線的に飛ぶ打球。ラインドライブ。 2 定期船、定期旅客機、または定期長距離列車。 3 取り外しができるコートなどの裏。また、保護用の裏張りや覆い。

    • 【靴屋の小話】大きくなったらなりたいもの

      こんばんは、blueoverチームのzuccoです。 わたしには子供がいます。 「大きくなったら何になりたい?」と子供たちに聞くと、 「ゾウさんになりたい~!」とか「サッカー選手」「忍者になる!」とか「お寿司屋さん」とか「ペットショップ」とかいろんな夢にあふれている。 親としてはいつか没頭できることが見つかってほしい、応援したいと思っていて、将来の夢のことはたまに我が家の食卓のネタになる。 最近は、「ちゃーちゃん(私のコト)は大きくなったら何になりたいの?」と逆に聞

      • 【靴屋の小話】アウトソールが出来るまで

        こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 今週末を過ぎると、急に寒さがやってくるそうですが、まだ本格的な衣替えを済ましていないので、戸惑っています。ふわふわもこもこのラグを敷いてほんとに大丈夫だろうか、、と今日も出すのをためらってしまいました。 さて、今日の本題です。 アウトソール、加工底ができるまで。 主に、アウトソールには2種類ある素材はいろいろありますが、量産時に使われるアウトソールは主に2種類あります。 ・成型底 ・加工底 例外はオーダー靴な

        • 【靴屋の小話】革の染色について~染料仕上げと顔料仕上げ、とその間。

          こんばんは、blueoverチームのzuccoです。 最近は週に1回のnoteになっていますが。何を書こうか、と悩んでしまいます。。 今日は革の染色、仕上げ方について。 以前、皮から革にする「なめし」について書きました。 なめした後、革は色をつけて仕上げされ、いろいろな製品に使われ、世の中に出ていきます。 色付けの仕上げ方法その色付けの仕上げ方法は、おおまかに4個に分けることができます。 ・素上げ ・染料仕上げ(アニリン仕上げもここに含まれる) ・顔料仕上げ ・セ

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          【靴屋の小話】やってみると簡単、ベロア(起毛革)のケア

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 今日は革のメンテナンスについて。 前にスムース革について、ズボラなケアの仕方を書きました。 blueoverでも馴染みのあるベロア(起毛革)のケアに絞って書きます。 ベロアを使った定番モデル:mikey ベロアのメンテナンス ベロアのメンテナンスは難しくはありません。 スムース革よりも簡単。ズボラな私にもピッタリな素材です。 用意するもの 手前右側から ①ワイヤーブラシ ホコリや汚れを落としたり、起毛革の毛

          【靴屋の小話】やってみると簡単、ベロア(起毛革)のケア

          【靴屋の小話】憧れのグッドイヤーウェルト製法について

          こんにちは、blueoverチームの zuccoです。 前回、前々回の続編になります。今日も製法(底付け)について、お話していきたいと思います。 前々回はこちら。 前回はこちら。 グッドイヤーウェルト製法とは靴の底を縫う手法の中では、有名なグッドイヤー。 機械による『すくい縫い(つまみ縫い)』と『出し縫い』の二つの底縫いを必要とします。 ① 中底の周囲に布製テープ(リブ)を接着し、これとアッパー、ウェルトとを、まず機械で縫い合わせます(すくい縫い)。 (写真はすくい

          【靴屋の小話】憧れのグッドイヤーウェルト製法について

          【靴屋の小話】軽快な底縫い、マッケイ製法について

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 いつも夜中に書いています。夜は静かで集中しやすいです。 今日は先日の製法の続編になります。 マッケイ製法について。 マッケイ製法とはアッパー、中底、アウトソールを、靴の中から大きなミシンで一気に縫って完成させる製法です。一般的にはマッケイと呼ばれていますが、 一部業界人には<アリアン>とも呼ばれます。 ※アリアンと言ってたら、靴関係者と勘違いされるかも! 靴の中には中敷が引いてありますよね。中敷の下には中底と呼

          【靴屋の小話】軽快な底縫い、マッケイ製法について

          【靴屋の小話】ポピュラーな製法、セメンテッドについて

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 今日は靴の製法のお話をしたいと思っています。 靴の製法って?製法と聞いて、『何のこと?』と思われるみなさんも多いかもしれません。 靴の底付けにはたくさんの方法があり、その製法にはそれぞれ名前がついています。 セメンテッド製法、マッケイ製法、グッドイヤー製法、ステッチダウン製法、バルカナイズ製法、オパンケ、モカシン、、、たくさんあります。 大きく分けると『底を縫う製法』『底を縫わない製法』に分類できます。 大半の

          【靴屋の小話】ポピュラーな製法、セメンテッドについて

          【靴屋の小話】靴生産の流れ

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 まさに、昨日の仕事のお話です。 昨日は、mikey:suedeというモデルの材料がやっと集まり、すべての材料を底つけ工場さんに送る手配をしました。 定番のmikeyと素材が違い、ピッグスエードを用いたモデルです。 オーダーをいただいてから、靴が完成するまでの流れを少しまとめてみます。 靴生産の流れ下記が、ざくっとした流れになります。 ①オーダー足数をまとめる 4月末にオーダーをいただき、5月に足数をまとめました

          【靴屋の小話】靴生産の流れ

          【靴屋の小話】ミッドソールのこと(後編:革靴目線)

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 昨日はミッドソールの前編のお話をさせていただきました。スニーカー目線ではアウトソールの上にありました。 今日は革靴の観点からお話していければ、と思います。 革靴目線のミッドソール革靴目線、というと語弊があるかも。 ここで説明したいミッドソールは、靴の底縫いと深く関係しています。 靴の底縫い靴の底付けの製法はたくさんあります。 日本の多くのブランドはセメンテッド製法という底付けの方法を採用しています。アッパーと呼

          【靴屋の小話】ミッドソールのこと(後編:革靴目線)

          【靴屋の小話】ミッドソールのこと(前編:スニーカー目線)

          こんにちは。blueoverチームのzuccoです。 朝夕、涼しくなってきて、とても過ごしやすい季節です。 さて、先日はインソールのお話をしました。 今日はミッドソールのお話をしていきます。 長くなりますので、2回に分けて書いていきます。 ミッドソールとはアウトソールの内側にあり、アッパーとアウトソールの中間部分にあります。名前のまんまですが、スニーカーと革靴でちょっと違う印象を受けます。 スニーカーからのミッドソール目線歩行のとき、足にかかる衝撃を吸収してくてる

          【靴屋の小話】ミッドソールのこと(前編:スニーカー目線)

          【靴屋の小話】インソールのこと

          こんにちは 、blueoverチームのzuccoです。 今日は土曜日なので、私はお休みをいただいています。 朝はいつもより1時間遅いだけでゆっくりした気分。 子供もいるので、学校や幼稚園の洗濯物をし、上履きも洗って、すっきり。 お昼ごはんも食べて、今日のnoteの時間です。 今日はインソールのお話をします。 ソールとはソール(sole)とは靴の底の総称のことです。 ソールは主に3つに分かれます。 ・インソール ・ミッドソール ・アウトソール どれも私たち

          【靴屋の小話】インソールのこと

          【靴屋の小話】ミシン、漉き機とあの日の思い出

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 大阪市内のうつぼ公園近くにあるblueoverの旗艦店『struct』ではもちろんblueoverの靴たちが並んでいます。 お店の奥には私の作業場として作業台やミシン、漉き機を置いています。 その作業場ではサンプルを作るために縫製したり、底付けしたりをしています。型紙の作成や修正、革の裁断は別の場所で行っているので、いないことも多々あります。 もし、ご来店の際にお会いできましたら、ぜひお声をかけてください。 ミシ

          【靴屋の小話】ミシン、漉き機とあの日の思い出

          【靴屋の小話】いいとこどりの混合なめしのこと

          こんばんは、blueover チームのzuccoです。 前にお話しましたが、革のなめし方の代表的な方法として、 はタンニンなめしとクロムなめしがあります。 今日はこれら二つのなめし方のいいとこどりをしたなめし方、『混合なめし』について。 お時間あるときに以下ご参照ください。 混合なめしとはコンビなめしとも呼ばれます。 2つ以上のなめし方を組み合わせたなめし方法になります。 クロムなめしを施した革をタンニン加工することが多いようです。 クロムなめしだけ行った革よ

          【靴屋の小話】いいとこどりの混合なめしのこと

          【靴屋の小話】芯材探しの話

          こんにちはblueoverチームのZUCCOです。 昨日のお話に少し関係ある内容です。昨日のお話はこちら。 爪先部分には「先芯」、かかと部分は「カウンター」という芯材が入っていることをお話しました。 最近それぞれの芯材を新しくしたので、今日はそのときのお話。 新しくしたわけ実は、今春になってblueoverの定番モデルmikeyの芯材は新しくなりました。 いままで10年ブランドを続けてきて、問題も起こっていないのだから、変えなくてもいいのでは?と思われるかもしれませ

          【靴屋の小話】芯材探しの話

          【靴屋の小話】爪先とカカトの芯材のこと

          こんにちは、blueoverチームのzuccoです。 靴を触ってみてください。 爪先と、かかと部分が硬ければ、その靴には爪先部に「先芯」、かかと部分に「カウンター」と呼ばれる芯材が入っています。 パッと見て分かりにくいのですが、表革と裏革(ライニング)の間に封入されています。 先芯 先芯を入れることで、木型の形状で固まってくれるので、靴にちゃんと表現され、型崩れを防ぎます。また、足の爪先も保護してくれます。 カウンター かかと部分を保護し、足の土踏まず(アーチ)

          【靴屋の小話】爪先とカカトの芯材のこと