小説・成熟までの呟き 14歳
題名:「14歳」
2004年、美穂は中学2年になった。テニス部では従来通り活発な動きをしていた。秋には合唱コンクールが行われた。学級全体で同じ内容を歌うということは割と珍しいことだが、生徒により担当するパートが違い、それぞれが合わさることで美しいハーモニーが生まれるのではと思う。そして同じ制服で歌うということが、独特な様子になるかもしれない。美穂の学級は連日の練習の成果もあってか、全6学級の中で優勝した。とても嬉しくなった。学校を代表して山浜市の合唱大会に出場した。レベルが高く入賞はならなかったものの、1つの記念の思い出となったのか美穂は満足していそうな表情となる。
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