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#74 簡単な言葉で表現する

こういったブログやネット記事、会社のメールなどでやけに難しい、聞いたことのない言葉を使った文章を見かけます。
勉強になるからと思って都度調べるのですが、結局、大したことない文章になることが多いです。
文章ならまだ調べることができるので良いのですが、会話の中で横文字の単語が出てくると置いてけぼりを食らうこともしばしば。

例えば、コロナ関連の記事でいえば、
「アメリカの一部地域でクラスターが発生。オーバーシュートの可能性があり、ロックダウンを検討。エアロゾル感染の可能性があり、ソーシャルディスタンスを守るよう注意が促されています。」
これを日本語の文章に直すと
「アメリカの一部地域で集団感染が発生。大きく感染者が増える可能性があり、一部地域で、安全に考慮し、外出の制限を検討。空気感染の可能性があり、人と会う時は2m程距離を離すよう注意が促されています。」
になります。

これはかなり強調しています。『ソーシャルディスタンス』は一般的に浸透しているので、そのまま使いますが、他の単語に関しては無理にカタカナにしなくても良いのでは?と思います。
声に出したり、文字にするのにもそこまで違和感がないような気もします。

次にビジネスの中で使われる文章です。
一部文章引用して使いますが、この会社は他のページは至って普通ですし、度々おもしろコンテンツを発信しているので、狙ってやっていることです。(多分)


LIG代表挨拶

”今では誰もがSNSを利用しています。
我々のアセットでもあるナレッジ化されたコンテンツ・マーケティング戦略は、更にドライブさせる事で世の中に多様なインパクトを与えられると信じています。さらに社員ひとりひとりがポリバレントプレーヤーとして活躍する事により確立されたリスクヘッジメソッドは、他業種とのアライアンスを積極的に結ぶ事で効率化を図り、いずれ社会におけるデファクトスタンダードとなっていくと確信しています。”
https://liginc.co.jp/company/message/the2014
これを和訳します。


”今では誰もがSNSを利用しています。
我々の資産の一つでもある知見化された情報市場での戦略は、更に頑張って情報を発信させることで世の中に多様な影響を与えられると信じています。更に社員ひとりひとりが多様性のある社員として活躍する事により確率されたリスクの分散方法は他業種との協力的な連携を積極的に結ぶことで効率化を図り、いずれ社会における事実上の標準になっていくと確信しています。”


更にわかりやすくまとめますと


”今では誰もがSNSを利用します。
我々の商材の1つである、情報化されたコンテンツ分析は、従来より積極的に発信することで、世の中にインパクトを与えることができるでしょう。さらに社員ひとりひとりが自主的で、様々な分野で活躍することによってできる、リスク分散のノウハウは、他業種と積極的に連携し、効率化を図り、いずれ世の中の基準になると確信しています。”


こんな感じでしょうか。英語やビジネス用語は正確な和訳があるわけではないので、間違ってたらすいません。
ちなみに私もこういった言葉が苦手なので、和訳するのに15分かかりました。

ここまで極端にすると、SNSでバズったようで、”読めない”とまで言われ、おもしろコンテンツとして広がりました。

要は聞きなれない横文字は伝わらないのです。
・仕事が出来そう
・賢そう
と思われるかもしれませんが、使い過ぎは逆にアホっぽく見えます。
伝わる言葉を使うべきですが、伝わらない言葉を使っても、
それは自己満足で周りからすればシラけたり、うざく感じたりするだけです。

コミット、リスケ、コスパ、エビデンス、このあたりはまだ、会話に組み込みやすい単語だと思いますが。。

相手に伝えたいときに使う言葉は簡単なもので充分です。
逆に簡単な言葉で伝えなければ、その人は”意識高いだけで能力ないです”と言っているようなものかもしれません。

伝わる言葉で伝える。

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