01 はじめに〜クロスボーダー対策として〜
昔は、台湾と香港の違いどころか、地図上でどこが台湾でどこが香港かも知りませんでした。中国は大きいのでうっすらわかりますが、それ以外の知識もあまりなく。私は大学が福岡だったこともあり、韓国の留学生は多かったです。次に中国の留学生も多かった記憶はあります。(違う学科の中国人留学生が「勉強教えて」と連絡くれたのに驚いた思い出があります。韓国人の留学生はトッポギ作ってくれました。)
さておきこのニューノーマル時代で、リアルなクロスボーダーもすっかり減り、オンライン化も進んではいます。並行してビジネスとして考えていくときにターゲット理解は重要だと思い、台湾人ってどんな人、香港人ってどんな人と考えることもむしろ多くなりました。
インバウンド(海外旅行客に日本の観光地を知ってもらう、来訪してもらうなど)やアウトバウンド(日本の商品を海外現地で販売する、店舗を出店するなど)、また日本人や在日外国人に日本国内旅行をしてもらう、といった国籍を超える・国境を超えるクロスボーダー対策を考えられている方も多いと思います。
02 各国の人物属性を知る
元々訪日客の上位はアジア圏でありましたが、近年のニューノーマルな環境においてもアジア近隣諸国は重要なエリアになってきます。そのような背景と合わせて、まずはアジア中華圏(台湾、香港、中国)の人々のことを知っておくことが今後の対策に必要となってくると思います。
・人口分布
・男女比率
・収入レベル(月収)
ただ、これらの月収は観光消費額とも異なっています。
・収入レベル(分布)
03 さいごに
クロスボーダー対策として、最初のステップである「ユーザーを知る」に着目しました。本来はどのような観光アクティビティ、またはECであればどのような商品に興味があるか、など興味関心の側面が重要であることは間違いないと思います。一方で、基本的な属性を見逃しているとターゲットがずれてしまう可能性もあると思います。他にも居住地による地理的な特徴や移動(空港や二次交通など)関する側面など、見込み顧客となるターゲットのことをより深く知っていくことで、望む人に望むものを届けるという押し売りではない世界観が実現できるのではと考えています。
参照
※図1,2:台湾人口統計 內政部戶政司全球資訊網 https://www.ris.gov.tw/app/portal/346
※図1,2:香港人口統計 政府統計處 https://beta.censtatd.gov.hk/tc/web_table.html
※図1,2,3:中国人口統計 国立研究開発法人科学技術振興機構 https://spc.jst.go.jp/statistics/stats2018/index.html
※図3:台湾 行政院主計總處 https://www.stat.gov.tw/public/Attachment/01222134917FDX2C8F3.pdf
※図3:香港 政府統計處https://www.censtatd.gov.hk/hkstat/sub/sp459_tc.jsp?productCode=D5321603
※参照1:出生登録データから見た香港の少子化 http://www.ritsumei.ac.jp/ir/isaru/assets/file/journal/27-2_06_LEUNG.pdf
※図4:観光庁 外国人消費同行調査
※図5:台湾行政院(2019) https://www.dgbas.gov.tw/mp.html
※図5:台湾行政院(2017) https://www.ey.gov.tw/Page/9277F759E41CCD91/c2f04ce5-ed2a-46b9-9374-3c5c098e7282
※図6:Vpon調べ
※図7:JBpressより https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/62791