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とっても大人のオモチャ 前編
いろんな、痩身器具とか治療器具ってありますよね~。「乗るだけ簡単」とかいうやつ。あれってどうなの?
と思っておられる方は続きをお読みください。
今日スパにいったら、交流磁気療法というのの体験会をやっていて、試してみました。自然治癒力を高め、脳梗塞の後遺症も治るとか、どうなんでしょう? とお姉さま女子からご質問をいただいたので、Q&A的にやってみよう。
あの手の電気治療器の宣伝文句というのは、薄い関係性を拡大して宣伝するもんなんです。
例として認知症で説明してみましょう。 青魚に含まれる、DHAとEPAは認知症予防に役立つ!!なので、DHAとEPAのサプリメントを買うのだ~。と宣伝文句をつけます。あたかも、DHAとEPAを摂取すれば、認知症にならないように聞こえますよね。そこが、宣伝文句を作る人の上手い所です。
しかし、実際は、日本人は海に囲まれた国で近海に住んでいる青魚は古来より日本人は摂取している。なのに、なぜ、認知症患者世界一の称号を日本が持っているのか?
関係ないことはないが、DHAとEPAが認知症につながるまでのプロセスをお話ししましょう。
DHAとEPAは、血中の中性脂肪濃度や悪玉コレステロール濃度が高くなったり、血糖値が上昇すると、血液は粘性を増してドロドロの状態になります。
これを改善し、動脈硬化や高血圧症などの症状を予防するのに、EPAとDHAはどちらも有効に働きます。
つまり、高血圧や動脈硬化が原因で、脳梗塞を引き起こす。脳梗塞を起こせば、脳の活動量が減少し、寝たきりに近づく、すると、認知症になる。
なので、そうならないためには、脳梗塞、脳出血リスクを下げることが必要となる。運動とか、塩分制限、肥満にならない等々あって、その中の一つとして、EPAとDHAも栄養面から考えたら、ちょっとは関係している。
今、ちょっと説明しただけで、頭が「いたーーーく」なるぐらい、たくさんあるリスク因子の小さなところを拡大して、コピーライターさんたちは、「だから!認知症にはEPAとDHAなのだ!!!」と声高に叫ぶ。
また、消費者も普段は東洋医学なんてと否定的で、「お医者さーん。お薬ちょうだい」と宗教的にお薬信仰しているのに、なぜか医食同源的なやつは好きなんですよね~。不思議。
体に必要なものなら必ず医師がくれますので、割高なサプリは全くいらないんですよ。この国は本当に恵まれたいい国なんですよ。 電気治療器も同じってことですね。
コピーライターさんたちは、煽りが商売ですから。上手いですよね~。 ライターさん的には、ホメオスタシスや自然治癒能力とか言っときゃ、いいんでしょ。 ってところでしょうかね。
「後遺症が治る」に関しては、よーく、文章を読んだ方がいいですね。
「後遺症が治った人がいる」もしくは「後遺症が軽減した例がある」等の文面になっているはずです。
患者さんが様々な医療的治療を行っていることは省いて、こんな例がありました。的に宣伝を考える。脳梗塞や脳出血の修復過程を知っていれば、ただ単に修復過程期の患者さんだった例でも、治療器具で治ったとデーターを上げることができますからね(笑)
残念ながら、現在は、電気療法で脳梗塞後遺症の治療(麻痺が治る的なやつ)ができるというエビデンス(医学的根拠)がないのです。
なんだか、良さそうだってんで、今必死にエビデンスを出そうとお医者さんや理学療法士が頑張っているんですけどね~。今いっちょなんですよね~。(笑)
そうそうその手の機械の話をしていて思い出したのだが、「リハビリテーションゲーム機」なるものが世間では介護施設を中心にもてはやされてきている。
高齢者が飛びつく素敵マシン! どんな機械かって? それは次回の講釈で。(*- -)(*_ _)ペコリ
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