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花に水をかけるように

花には毎日水をあげないと枯れてしまう。同じように、自分にも人にも、ちょっとした言葉をかけることで人間関係は育っていくと思う。

ちょっとした言葉とは、「ありがとう」とか「ごめんなさい」とか、「お疲れさま」の一言。そのほかにも、嬉しいとか悲しいとか、自分の気持ちを伝えること。

ちょっとした挨拶なんて、当たり前のことかもしれない。当たり前だけれど当たり前過ぎて、たとえその言葉を口に出したとしても素直に気持ちを込められていないことだってあると思う。

嬉しいとか悲しいとか気持ちを伝えることも、気持ちは自然と伝わるものだと思って伝えないことも多い。

でも自分の気持ちや、感謝や謝る気持ちを言葉にしない限り、その気持ちは存在しなかったことになる。

それはとても、もったいないことなのではないだろうか。気持ちは言葉にして、伝え続けることで、人間関係も育ってゆく。

花に一度水をあげたらずっと咲き続けることはない。でも水を欠かさずにあげていれば、その花はもっと綺麗に花開く。

人間関係も同じなのだ。親子の関係でも、兄弟でも、仕事仲間でも、夫婦や恋人でも、友達でも、小さな挨拶を交わすことや思うことを伝えて何にも代えがたい関係が築かれる。それ以上の幸せがほかにあるだろうか。

人だけじゃなくて、自分に対してもそうだ。自分に対しても「お疲れさま」や「ありがとう」の言葉や、自分の気持ちを確認することが必要だ。自分との関係を大切にできてはじめて、人との関係を築けるのだから。

自分や自分のことを気にかけてくれる人に、丁寧な言葉をかけること。私自身も毎日やることのひとつに、そのことも含めておこうと思う。

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