急ぎ、焦る必要はない

何かに焦ったり、人生に急いだりしたことはあるだろうか。確かに自分が生きている時間はあとどのくらいあるのか分からないし、どんな人も「人生なんてあっという間だよ」と言う。命には限りがある。だから、時には焦るのも仕方のないことかもしれない。

でも焦れば焦るほど、自分はどう生きたいのか分からなくなるのも確かなこと。焦ったり、急いだりすると、本来の自分が望むものからずれて行く。

焦ったり、急いだりするのは、「今ここ」というひとときの中に、自分にとっての幸福を見つけられていないからだと思う。今ここにいる自分自身にも満足できていない。自分が自分であること、自分として生きることを忘れて、自分ではない何かになろうと力んでいる。

焦ったり急いだりして空回りしそうになった時には、今ここにいる時点で自分が幸せを感じるものを見つけ出そう。

自分のことが分からないまま、自分にとっての幸せを知らないまま急ぐより、今自分を満たすことを選ぶ。

ゆっくりでも、今自分を満たしていくことが、明日や明後日、数年後の自分の幸せに繋がっていく。たったそれだけのシンプルなこと。

私は今日も生きることを選んで自分の意思で過ごしているし、今日もこのnoteを書いている。新しい今日を、毎日積み上げている。今日が好きだし、明日を楽しみに思う。

そう思えているのは、今を生きられているから。何も焦ることがなく、今に対しても、明日に対しても、一年後に対しても幸福である。

今、自分の小さな幸せに気づくことができるだけで大丈夫なのだ。急ぎ、焦る必要はどこにもない。