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いま自分の時間を刻むために

いろんな本やいろんな映画で、今日を生きる大切さが語られている。

私もそのとおりだと思う。

思い切りその日を生きられた日は、何時間も心を込めて書いた手紙を郵便ポストに投函したときみたいに爽快だ。

でも、今日を生きて自分の時間を刻むことって案外難しい。

いまの時代にいる限り、情報の波からは完全にのがれられないし、最低限の・ある程度の暮らしはできるから、いまのことより将来のことを考えてしまう隙もある。

もちろん、いまを生きなくていいという選択もできる。でも将来のことや過去のことを思い出して悔やんだり心配したりすることから抜け出したい。いま、いい気分でいたいのだ。

そんな気持ちがあるから、いま自分の時間を刻みたいと私は思う。

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そう思うようになってから、一番大事にしているのは「自分の感覚を大切に過ごすということ」。

五感を使って過ごすこと、と言ってもいい。

生きて自分の時間をすごしていると感じる時って、目の前のことを十分に感じ取れている時だ。

何かを食べている時には「おいしい」、セミの声を聴いて「夏だな」と思う。

そんなふうに五感を使って日常の中の一角を切り取り、そこに思いを馳せること。だんだんと過去や将来のことが頭から離れていく。

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もうひとつ、大切にしているのは「思うように動けない自分をゆるす」ということだ。

毎日毎日、人には大なり小なりの波がある。気持ちの波であったり、体調の波であったり。

必ずしも毎日一定の速度を保って進めるわけでもない。

元気になるまで一休みすることを自分に許していいのだと思うようにする。分かりやすく言えば、自然の流れに身を任せるということ。

冬には冬眠をする動物もいるし、花は一年中咲くわけではない。

人間だって自然の一部。自分まで人工的に生きることなんてできない。途中で止まることだって自分の時間を刻むことだ。

そんなふうに考えるようにしている。

私もまだまだ自分の時間を刻む練習をしているけれど、ゆっくりとやって行こうと思う。

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