生きた心地の紡ぎ方
「生きた心地」を感じることは、とても大切だと思う。
今日が終わるときに「1日よく生きられたな」と感じられると、特別なことがなくても、自分はよくやったなと思えるから。
では、生きた心地になるにはどうすればいい?
あくまで私のやり方ではあるけれど、生きた心地になるためには五感を使って過ごすことが大切だと思う。
五感を使っていると、自分が自然に帰った心地になる。
風が涼しい。ご飯がおいしい。空がきれい。虫の声が聞こえる。
決して大したことではない。ただそれだけのこと。
多くの人が追いかける「成功」や「名誉」などの世界とは無縁だ。
しかし、そんな居場所にこそ、生きた心地は宿っていると信じてやまない。
10分だけでもいいのだ。
自然にあるものをひとつひとつ感じとれると、せわしない毎日に余白ができる。
たったそれだけで。
私たちの毎日はあまりにも人工的だし、機械的だ。
そんな中で生きるのがしんどくなってしまうのは当然のことなのだ。自分が心地よく毎日を過ごせる速度も見失ってしまう。
そんな自分をリセットするためにも、絶えず今日も蝉の声に耳を傾け、空を仰ぐ10分間をつくり続ける。
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