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自分を愛せる人間関係を築くために

人と関わる中で自分のことを好きだと思えている人はどのくらいいるのかな、と思う。

仕事の関係が上手く行かなかったり、納得のいかない人間関係を続けてしまったり、そんなことも多いと思う。

自分の気持ちは自分でコントロールするのは大事。でも、それだけじゃない。

自分が関わっている相手によって、自分を嫌いになることも好きになることもある。

息のつまるような苦しい関係を続けていたら自分のことが嫌いになってしまうけれど、ゆるやかに温かい関係を築けていたら自分のことが大好きになる。

じゃあどうしたら、自分のことを愛せる人間関係を築けるのだろう。

そんな人間関係を築くためにやったことが6つある。

1.話に耳を傾けてくれる相手といること
2.話し合える相手といること
3.お互いのペース・距離感を大事にし合える相手といること
4.ありがとう、ごめんねを言える相手と関わること
5.嬉しい・悲しいを伝えあえる相手と関わること
6.焦らずゆっくり関係を築いていける相手といること

1から。

1.話に耳を傾けてくれる相手といること

相手の話を聞くことは大切だけれど、じつは自分の話を聴いてもらうのも同じくらい大事だ。

いつもいつも聞き役に回っていると、いつしか相手に対して自分のことを話せなくなってしまう。

心地いい関係は、お互いが50%ずつ聞き役と話し役になることで築けると思う。

自分のことを話せるから、「自分のことを分かってもらえた上で関わり合えている」という安心感を覚える。

耳を傾けてくれる相手だと分かれば、どんな時も信頼もできる。

2.話し合える相手といること

関わり合いの中では、行き違いや勘違いも出てくる。

そんな時に感情的にならないで、一緒に解決しようと話し合えているだろうか。

どうしても感情的になって話し合いができなかったり、一方的に話をされたり、逆に何も話してもらえなかったり。そんな関係もあると思う。

心からお互いの関係を良くしたいと思えていたら、落ち着いて話し合えるはずだ。

「ちゃんと話し合えなくてつらいな」と思うのなら、もっと話し合える人間関係のほうを選んでいったほうがいいと思う。

お互いのことを大事にし合える関係を選ぶ自由があるのだから。

3.お互いのペース・距離感を大事にし合える相手といること

人との関係はどれだけ距離を縮められるかよりも、「どれくらいの距離を保って関わり合えるか」だと思う。

近づきすぎるとお互い息苦しくなるし、遠すぎると信頼が薄くなる。

お互いのペースを保ちあいながら、遠くなく近すぎない、さりげない距離感で関っていく。

そうすることで、まずは自分を満たしたうえで相手と関わることができるから、自分のことも相手のことも大事にできる余白が生まれる。

4.ありがとう、ごめんねを言える相手と関わること

小さな言葉でも、気持ちを込めた言葉を自然と言い合える相手は大切だ。

ありがとう・ごめんねを惜しまずに自然とこぼせる人は、温かさを感じるし、人を肯定できる人なんだなと思える。

ありがとう・ごめんねの言葉があると、それだけで大切にし合えていると感じる。

そんな言葉をかけ合える人たちとの人間関係は、自分の帰る場所となるし、自分自身を愛せる関係だ。

5.嬉しい・悲しいを伝えあえる相手と関わること

今の気持ちを伝えることで、どんな時にどんなことを考えて、どんな価値観を持っている人なのかなんとなく分かり合えるようになる。

自分の気持ちを分かってもらえると、安心する。

それに相手の気持ちも伝えてもらうことで、何を考えている人なのか分かって信頼できる。

嬉しいことがあったら「こんなことが嬉しかった」、悲しいことがあったら「これが悲しかった」と言葉にしてようやく、心が通じる。

以心伝心に頼り切らずに、言葉で気持ちを伝えること。

6.焦らずゆっくり関係を築いていける相手といること

友達関係でも、仲間の関係でも、恋愛関係でも、ゆっくり時間をかけて関係が築かれていく。

心の結びつきも、焦らなくていいから、時間をかけていい。

急に近づいて仲良くなろうとしても、一気にすべてを伝え合うには限界があるし、とても息苦しくなってしまう。

すこしずつ、相手のことを分かり合える人間関係は穏やかで、ちょっとやそっとのことで崩れることもない。

何年経っても、その信頼を積み重ねていける相手といることで、自分のことも自分で尊重できるようになる。

信じられる人間関係を築けるから、自分が考えたり思ったりすることも信じられるようになる。

ここまでが、自分を愛せる人間関係を築くために実際にやってみたことだ。

裏を返せばこの6つがどうしてもできないなと思う人からは離れてもいいと思う。

相手の立場がどんなに上でも、お金を持っていても、名が知れていても、この6つのことができない関係からは離れるようにしている。

まずは自分のことを気にかけて、自分が安心して毎日を過ごせる人たちを選んで行こう。

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