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【フードロス】地球こどもサミット 2018 JAPANに行ってきたよ

こんにちは、世界初お菓子テックカンパニーCEOの柴田アリサです。

8月8日に、日本ではじめて開催された、地球こどもサミット 2018 JAPAN。世界中の子供達が集まって、「社会問題」に対して話し合うという、素敵なイベントです。

子供達が議論する様子を、その分野で日本を代表する企業の方達が、「大人先生」として、見守ったり、時には助言をしたり、子供達の質問に答えたりします。総合監修は、HAL YAMASHITA オーナ兼エグゼクティブシェフ 国際連合世界食糧計画WFP 顧問 山下 春幸 シェフ。(素敵な会をありがとうございます。)

今回の、議題はフードロスについて。


廃棄米の米粉を使ってお菓子を作ったり、ベジタリアン対応やハラル対応のお手伝いを企業に対して行なっているので、弊社にもお声かけいただいた次第なのです。

▼そうそうたる企業様の中に、なんと弊社が。

イベントの冒頭では、開会の挨拶に齋藤農林水産省大臣がSDGsを絡めて説明してくださったり、フランス政府より 農事功労章の最高位である「コマンドゥール」を 受章した中村 勝宏シェフも駆けつけ、わかりやすくフードロスについてお話くださいました。

子供達のディスカッションがスタートしました。

言語は、日本語と英語。同時通訳をしているので、どちらか一個の言語さえわかれば、議論を進めることができます。

子供達の意見は、とっても本質をついていました。

大人先生として参加されていた、とうふは相模屋の「相模屋食料株式会社」さんからの相談。

「お豆腐の製造過程ででる残りカスのおからの有効活用方法はありませんか?」

これに対して子供達は

「学校のグランドにひく、白線をおからにすることはできないか」

「おからってとっても触り心地がいいから、おからを使ってお菓子づくりができるキットなどどうだろう」

わたし、白線におからを、の意見には、とても感動しました。だって、あれ、石灰を使っているので、目に入ったり吸い込んだりしたら体にあまり良くないんです。でも、おからなら、安全ですよね。
おからの触り心地を生かしたいという着眼点もすごい。

会議の中では、イランのイスラム教徒の子供達から、ハラルの説明もありました。ハラルとは、イスラム教が定めるライフスタイルのようなもので、「食べてよいもの」と「食べてはいけないもの」が細かく定められています。

とってもわかりやすくって、なるほどなあと。ハラルの根底には、「食べ過ぎ」もよくないし、「食べ物を余す」こともよくないこととされています。なので、フードロスが基本的に少ない宗教なんです。

イスラム教徒の女の子に、「日常生活で食べ物が余らないように、どんなことをしてるの?」と聞いたところ、「子供の頃から自然なことなので、思いつかないなあ」とのこと。

これって、とってもすごいことです。だって、食べ物を余らせないことが普通って、日本だとあまり一般的な感覚ではないじゃないですか。お腹いっぱい食べるのが良い!みたいなのがあるので、ついついレストランで頼みすぎちゃったり、、、バイキングやビュッフェが、こんなにたくさんあるのも日本くらいですしね。

イスラム教徒には、ラマダーンというのがあり、太陽が出ている間は食事をしない期間を設けた規律のこと。このおかげで、食べられることに感謝しよう 食べ物を大切にしよう という意識が働くのかもしれませんね。

後半には、タイのSDGsヒーロも。

一緒に写真を撮ってもらいました。

(ポーズのとりかた教わってる。左の亀っぽいのではなく、真ん中の赤い服をきてるのがわたしです。)

子供達の意見は、とても学びが多く、本質をついているものばかり。なるほど〜と教えてもらうことがとっても多いディスカッションでした。

このこどもサミットで一番心に残っているのが、ギニア代表のトラオレダウアー君の「肌の色も見た目も違うけど中身は同じ心のある人間」とうい意見。

大人たちが忘れがちな感覚です。

子供達の意見は、既存概念や既得権益に縛られない、純粋に世界を良くしたい という思いが根底にあるので、とても勇気付けられます。

とても素敵な機会をありがとうございました。



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