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親と子供の関係性。

黒澤いづみさんの『人間に向いてない』を読んでみた。
親と子の関係性について、すごく考えさせられた。



自分が生まれている以上、必ず親という存在がある。


ちなみに私には子供がいないので、親目線で考えることはできない。子目線で考えてみる。




親と子って、他人であるけれど血は繋がっている状態の関係性。
遺伝子が同じだからといって分かり合えるわけでもないと私は思っている。




本屋とかによくある『子育て本』。
子供っておもちゃじゃないんだよ、て思った。
自分が産んだからといって、親のアクセサリーでもないし、見栄張りにも使ってほしくないし、
親と同じ1人の人間であると。

子育てに正解はないんだ。人間関係と一緒さ。
人間に向いてない / 黒澤いづみ



こういう子供に育ってほしいから、という理由で
カスタマイズ感覚。
親の期待通りの行動ができなかったら、怒られて軌道修正。
学生時代にはよくあった。

あくまで母親は彼の心配をしているのだと言い張り、自分の思うようにコントロールしようとし続けるのだ。
人間に向いてない / 黒澤いづみ


親が子に依存している。
ただ、子も親に依存しているのは確か。


子供も親に対して
ご飯のことやお弁当のこと、洗濯のこと、
全て勝手に期待しており、
予想外のことが怒ったら不機嫌になる。


親と子は赤の他人と分かっていながらも、
親がこんなに口うるさく言うのなら、、、
という感じで、
どんどんお互いに依存していく関係なのだと思った

『自分たちが好きで子どもを産んだんだから、養うのは当然。親に悪いとは思わない』
人間に向いてない / 黒澤いづみ


こういう風に人間について考えると、最終的に行き着くのが
"承認欲求の塊の生き物"
"自己愛の強い生き物"
ということに気づいた。


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