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本棚:『キケン』

成南電気工科大学に数ある部活の1つ「機械制御研究部」、略称【機研(キケン)】。部長は人懐こいものの、渾名は世界一有名な爆弾魔ユナ・ボマー。副部長は目つきが鋭く無駄に迫力がある、通称、大魔神。そして鍛えられた後輩たち。彼らの築いたキケンの黄金期とは…。

大学は工学部だったので、男子学生が多く、男子と女子が半々ぐらいだった高校までとは違うよなぁ~と思いましたが、完全に男子のみだったら、また違ったのかぁ。そして、それは男子でない以上、体験できないわけですね。
楽しい時間は、その真っただ中にいるときは気付かない、というのは、悔しいけれど同感です。特に学生時代は期間限定だと思いますし。いくつになっても、毎日はスペシャルかもしれませんが、同じ年ごろの人間が集まって何かするって、学生の頃だけな気がしますし。
健康は失って初めてそのありがたさに気づく、とも言いますが、楽しいとか、幸せだとか、どうしてその場で気づけないんだろう。俺の栄光時代は今なんだと言い切った花道はすごいと思う…。

各話にトビラ漫画がついていまして、読み終わった後に再度、このコマはあの場面ね!と振り返るのも楽しかったです。
ちょっとズルして、後ろをパラパラみてしまったので、語っているのが誰なのか知りながら読みましたが、いい奥さんに出会えてよかったなぁ。


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