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〜〜波待ち日記〜〜 サーフィン中のケガ、原因第1位は?

12月14日(月)マンリービーチ 
アタマ〜アタマ半

真東からのウネリが押し寄せ、マンリーは久しぶりにアタマオーバーにサイズアップした。

オンショアだったが予報よりは強まっておらず、これは久しぶりにサイズのある波を空いているポイントで堪能できそうだ、と思ってパドルアウト。

しかし、アウトに出てみると、そこには中学生ぐらいのサーファーがワンサカと波待ちしていた。

あれ?君たち学校は?(;´Д`A
ウチの娘たちは今週まで学校あるけど、この辺りはもう夏休みなのかな?

まあいい。中学生に囲まれると自分のオッサンぶりがいやでも目立つが、気にしている場合ではない。何しろ見た目は悪いがいい波が次々と押し寄せているのだ。

最初の30分で3本ほどセットの波を掴めた。

よしよし、波数が多いこともあって、若い奴らに囲まれても、結構乗れるぞ。

僕は調子に乗って、南端の岩場の奥から割れる、ドカッ掘れの波に手を出した——そして案の定のワイプアウト。

ドゴッ。

水中でもみくちゃにされているとき、右の脹脛に嫌な衝撃が走った。自分のボードのレールがぶつかったのだ。モモカン?モモチ?のフクラハギ版である。フクラハギの場合なんて言うんだろ?(もちろん正式名称は打撲だけど)

まあ、多少痛むけど、大丈夫だろう。

そう思ってその後1時間サーフィンしたのが間違いだった。海から上がると、ふくらはぎの痛みはどんどん増していき、帰りのバスを降りる頃にはまともに歩くことすらママならなかった。

健康な足で5分の距離を、脂汗を流しながら15分かけて歩き、帰宅後すぐにボルタレンを塗り込んだが、果たして完治までどれほどかかるのか。この痛み具合からして1週間ではきかなそうだ……

サーフボード(特に自分の)は凶器

やっぱりムリは禁物、ケガした時点で上がっておくべきだった、という後悔と反省の1ラウンドとなったわけだが、サーフィン中のケガで、原因として最も多いのは、今回の僕のように、ワイプアウト時に自分のボードに攻撃されることである(僕調べ)。

僕は過去、自分のボードに攻撃されて骨折を3回経験している。

うち2回は、波が大きい時にワイプアウトし、ボードが脇腹に直撃して肋骨にヒビが入ったもの。

しかし、波が小さいからといって舐めてはいけない。残りの1回は、モモコシ程度のコンディションだったが、ワイプアウトしたあとリーシュに引っ張られた自分のボードのノーズがミサイルのように顔面を襲い、眼窩底と鼻骨を骨折した。その時の人相は、ちょうどRIZINで朝倉未来に判定勝利した直後の斎藤裕とそっくりな状態だった。

僕の鼻は曲がってしまったが、失明しなかっただけラッキーだったと思う。あと数センチずれていたら……と思うと青ざめる。

それ以来、ワイプアウトした時は、自分の顔面と頭部を腕で抱えて守るようにしている(それでも今回のようなことは起こるのだけど)。

それでもサーフィンはやめられない

こんなに何度も骨折していながら、不思議と変な恐怖心は起こらない。完治すると同時にまた嬉々としてパドルアウトするのだ。

トッププロが、パイプラインでリーフに頭をヒットして死にかけても、復活してまたパイプにチャージするのとはレベルが全く違うけれども、気持ちとしては同じようなものだろう。

僕は自己分析的にはかなりのビビリ&痛がり屋だ。そんな僕が、そこそこヒドいケガをしたあとも、早く海に行きたくなるという事実が、サーフィンの魅力を物語っているのではないだろうか。


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