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〜〜波待ち日記〜〜 8:2の法則

9月20日(火)マンリービーチ
ムネカタ、セット頭オーバー

東からストレートに入ってくる3〜5フィートレンジのウネリに、ゆるいオフショア。

その日は、間違いなくシドニー移住以来最高のエクセレントコンディションだった。しかも平日ということもあり、そこまでサーファーは多くない。

逸る気持ちを抑えきれず、僕はほとんど準備運動もせずにパドルアウトした。

最初の30分で、セットの波を3本掴めた。潮が上げていて少し厚めだが、コンスタントに2、3アクション入る波。大好物なヤツである。

むむー?今日は調子いいんじゃないの?乗りまクリスティだよ?20本は行っちゃうよ?

鼻歌交じりで、どピークに陣取っていると、一気にサーファーが増えてきた。それまではロングボーダーが多かったが、今度はショートボーダー多めの状況へと変わった。

すると、途端に波を掴めなくなった。セットはコンスタントに入っているのに、である。

むむー。コレはアレだな、「8:2の法則」だな。

サーフィンにおける「8:2の法則」

皆さんも一度は聞いたことがあるのではないだろうか。

大量にいる働きアリの中で、本当に働いているのは全体の2割にしか満たず、残りの8割は何もしていない、という法則を。

あるいは小売業界において、売上を支えるのは全体の2割の商品、全体の2割の顧客である、などとも言われている。

実は、サーフィンの世界にもあるのだ、「8:2の法則」が。

その時間帯で一番いいセットに乗れるサーファーは、その場にいる全体の2割のみ。当然、上手いサーファーが多ければ、セットを掴めるチャンスは減る。そして、メンツが入れ替われば、またその時の上位サーファー2割しかセットの波には乗れない、という法則である。

……と、いうのは、完全に僕の勝手なデッチあげなのだけど、実感として、あながち間違っていない気がしている。

波はあるのに自分が全然乗れてない時、「あ〜、またアイツが乗ってるよ〜チキショー!」って、小梅太夫ばりに悔しがることって、よくあるよね??

故に、なるべくたくさんの波に乗るためには、波待ちをしているメンツをよく観察して、場合によっては待つピークをズラす、あるいは少しインサイドでおこぼれを狙う、などのタクティクスが重要になってくるのである。

もう一つの「8:2」

個人的にはもう一個、特殊な「8:2の法則」がある。

それは、「ライト:レフト」の割合だ。

僕はレギュラーフッターなのだが、これまでのサーフィンライフ全体の中で乗ったそれぞれの本数の合計は、おそらく8:2ぐらいに収束していると思う。

つまりこれは、それぐらいバックハンドの苦手意識が強いことを意味しているライトなら絶対に抜けられるような波でも、レフトだと「抜けられない」と感じて板を引いてしまうことが多々あるし、そもそも「今のレフトでしょ」という波でも、ライトしか見てない可能性もある。

この日はキレイな三角波で、ライトもレフトも選び放題だったはずなのだが……

ライト、10本。

レ、レフト……3本(;´Д`A

故に、僕のバックハンドはいまだに初心者レベルを脱していない_| ̄|○

さらなる上達のためには、この割合の是正が当面の必須課題なのである……

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ある時は波に乗れずにイライラし、
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〜〜波待ち日記〜〜


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