![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/104243495/rectangle_large_type_2_a3e7617b8383c9712ebd5bc8700212a5.png?width=800)
仲間と共に深めるトリセツ講座のすゝめ
発達障がい児向けの家庭教師をされているきらぼし学舎 植木 希恵さんが大人向けに行っているオンライン講座 きらぼしオンライン。
提供されている講座の1つである「自分のトリセツ」をつくる自己分析web講座を3月に卒業しました。
受講期間は2年間。
始めた頃は2年も続くのか?と思う自分がいましたが、終わってみればあっという間。
そして自分にとってとても貴重な時間でした。
2年間で得たもの
細々したことはたくさんあるのですが、特筆したいのは次の3つです。
・モヤモヤを書き出す習慣
・ハッピースキーマ
・トリセツネットワーク
モヤモヤを書き出す習慣
この講座では「自分でできるスキーマ療法ワークブック」をテキストとして使用します。
ワークブックはBook1とBook2に分かれており、Book1ではスキーマ療法に取り組む前の下準備としてセルフケア習慣を身につけます。(サポートネットワーク、セルフモニタリング、マインドフルネス、コーピングレパートリー)
このセルフモニタリングのトレーニングとして、認知行動療法で使用するストレスの元とそのストレス反応を書き出すフレームワークに取り組みます。
頭の中だけでモヤモヤ考えていると、同じことをぐるぐると考えてしまったり、そのモヤモヤが解消されず気がかり事項としてふとした時に頭に浮かんだりしていました。
このフレームワークで起こった出来事とその反応を書き出すことで、頭の中だけでは見えてこなかった違った見方に気づくことができ(「それって本当?」とか)、またその対処方法を見出せることが増えました。
ハッピースキーマ
スキーマとは「すでに頭の中にある、深層的で継続的なその人の思い」で「従来、私たちを生きやすくさせてくれるために形成されたもの」(「 Book2」より引用)です。
このスキーマには色々あり、生きづらくさせるものを早期不適応といいますが、スキーマ療法を通じて今は役に立たないスキーマを手放し、一方で生きやすく幸せにしてくれるハッピースキーマを手に入れます。
私のハッピースキーマは通称「相田みつをスキーマ」。
コンパッション(慈悲)がベースになっています。
自分にとってストレスの元となる出来事が起こり自分を必要以上に責めそうになった時、この「みつをスキーマ」を思い出すようにしています。
![](https://assets.st-note.com/img/1682753718659-AUSLpPGMlx.jpg?width=800)
トリセツ同志
講座は月2回、レクチャー回とシェア回で構成されています。
レクチャー回でテキストを読みながら、講師の希恵さんに解説してもらいながら
ワークに取り組みます。
その後、シェア回までに各自ワークに引き続き取り組み、シェア回では取り組んでみての気づきを参加者同士で共有します。
このシェア回が本当によい!
シェア後、みんなが仏のような顔をするので、この講座は別名「仏養成講座」(笑)
この講座はセンシティブな内容を扱ったりするのですが、心理的安全が保たれているので安心して話ができます。
そしてそんな環境の中で忖度なく感じたことや気づきを共有すると、共感してもらえたり、自分にはなかった視点でのコメントをもらえたりする。
他の方のシェアを聞くことで、これまたそんな気づきがあるのか!と目から鱗な発見があったり、みなさんがハッピースキーマを手に入れる様子を伺えたりもして、一緒に山脈縦歩している感覚が。
希恵さんやトリセツメンバーと2年間一緒に取り組んだ、という達成感も心の支えになっています。
大きく影響のあったこと
上述した通り、テキストはBook1とBook2に分かれており、Book1の終わりからスキーマ療法がスタートしますが、初っ端の「過去の自分の棚卸し」が非常に効きました。
過去の自分の棚卸し
非常に効くのですが、辛い。
辛いの。
良薬口に苦し。
蓋をしてきた辛くて悲しくて怒りに満ちた自分の過去との対峙。
このワーク中はハラハラと涙が止まりませんでした。
今までは辛い過去は自分の思い込みかもしれない。世の中には自分よりももっと酷い環境の人もいる。今生きて普通に仕事をして家族を持っている自分は恵まれているんだ。
そう思うこともありました。
実際そうかもしれない。
でもね。ここで大切なのは「辛いと感じた自分がいる」ことも事実であること。
辛かったね。悲しかったね。もっと大切にされたかったね。
そう自分を肯定して、受け入れることがスタート地点。
このプロセスは非常に重要で「自分で自分を受け入れる」ことで、この先のスキーマ療法の取り組みが活きてきます。
#きらぼしトリセツ
— りく@自分軸手帳部サポーター (@riku_arinomama) March 19, 2022
過去の振り返りワークでは、基本辛いことしか出てこなかったんだけど、まあ色々あった。
でも一方で、よくここまで生きてこられた。
今も生きにくさを感じながら毎日頑張ってる。
こんな自分でも生きる力を持ってるんだなぁ、と気づけたのが、大きな収穫☺️
みんなありがとう
救われた言葉
それから救われた言葉もあります。
それは「早期不適応スキーマは、確実にその人を守るため、その人が生き延びるために形成された」ということ。
今まで必要以上に自分を責めることがありました。
セルフ・コンパッションに取り組んで、ジャーナリングを通じて緩和させる手立てを見つけていましたが、自分を責めてしまう思考パターンは悪ではなく、自分を守ってくれていた。
そう認識することで「こんな考え方をしてしまう自分」を責めること自体減りました。
だってそうやって自分を守り、生きてきたんだもの。むしろ頑張ってきた。
こんな人におすすめ
これまで書いてきた通り、私にとってこの講座を受講したことは、これまで感じてきた生きづらさに大きく影響を与えてくれました。
2年前、この講座を受講することを決めた自分グッジョブ!
それくらい受講してよかった!
ということで、この講座はこんな方に特におすすめします。
・なんとなく生きづらさを感じている人
・過去認知行動療法に取り組んだけど効果を感じられなかった人
・1人でコツコツ継続することが苦手な人
まもなく第3期がスタートします。
申し込みは4/30(日)まで!
この振り返りnoteが迷っている方の参考になりましたら幸いです。
最後に
この講座を開講してくれた希恵さん、一緒に取り組んだトリセツメンバーに感謝。
みんなありがとう!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?