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動物園の飼育員になるまで

こんにちは。

はじめてと言うことで今回は僕の今の仕事である飼育員になるまでの経緯についてお話します。

先に言っておきますが、僕の場合特殊なので根本は一緒ですが行程的には参考にならないと思いますので経験談として読んでみてください。

まず元々動物が大好きだった僕は、自身の進路を考える上で悩んだ時期もありましたが、高校を卒業した時点では動物の事について詳しく学びたいと思い、動物生態学を専攻する大学に入学しました。

父がオーストラリア人で母が日本人の僕はオーストラリア国籍も持っていた為、オーストラリア人としてオーストラリアの大学に進学する事が出来ました。日本人(外国人)として大学に進学する費用の半額で入学出来るというメリットがあります。裕福な家庭ではない為大学の費用を負担してもらえなかった僕にとってはとてもありがたかったですし、国立の大学に進学するほど成績も優秀ではなかったので、オーストラリアの大学に進学するのが一番現実的な選択になりました。

大学に進学する為、オーストラリアに移住する為の費用をバイトで貯めてから進学したので、入学したのは20歳の時でした。オーストラリアの大学は試験もレポートもかなり難しく、赤点を取るとその科目の単位が取れず、卒業できない、余計に費用がかかる、全くもってサボれない感じだったので勉強がとても大変でした。また生きていく為のお金もバイトをしながら稼いでいたので休む暇はなく、怒涛の毎日を過ごしていました。

そんな中、2年の時に動物園で実習が出来る科目があり、オーストラリア動物園というかなり大規模な動物園で3ヶ月の実習が出来る機会があり、その時の経験から、動物園で働きたいなという思いが強くなりました。実習が終わったあともボランティアスタッフとして週に1回ほど動物園で働き、1年ほど経過したあと、自分にピッタリだなと思うバイトの募集を見つけました。

ゴールドコーストのドリームワールドという動物園と遊園地を合体させたような施設で,日本人の観光客向けにコアラをメインとした動物ツアーをするスタッフというものでした。

応募資格が、日本語と英語が話せるバイリンガルで、かつ動物飼育経験がある、携わっている、勉強している。というものでした。自分にうってつけだと思った僕はすぐに応募し、見事採用されることが出来ました。片道高速道路を2時間というかなりハードなスケジュールでそたが、1時間半のツアーをやってる時以外は飼育員と同じ仕事が出来たので、とても有意義な経験をすることが出来ました。

大学を卒業したあとはそのまま正社員としてその施設で飼育員として採用され、コアラ、ウォンバット、猛禽類、爬虫類など幅広く担当することになりました。

正直言って、飼育員になれたのは運とタイミングも大きいですが、たまたま足元に落ちていたチャンスをまずは見つけること。そしてそのチャンスを拾うこと。拾う準備が出来ていること。これが大事かなと思います。飼育員に限らず何事も目標を目指して進む、万全の準備(自分のメリットになると思う事にはチャレンジする、吸収する)をする。これをやっておけば、いつか必ずチャンスは巡って来ると思います。

今は日本に戻り、日本の水族館の飼育員としてとても充実した毎日を送っています!


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