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ファイナンシャルプランナー×中小企業診断士の家計簿 11【家計やりくり③】保険編

家賃、クレジットカードに続いて、保険編です。

保険は、ファイナンシャルプランナーの腕の見せ所的に、よく見直し項目にあたりますが、ここでは少し違った視点でも考えていきます。

保険の考え方

まず、ここを整理しておいた方がいいですね。

保険をどう考えるか。

"月1回、ミシュラン店に行きたいから、月5万円つくる"

という目標にむかって、
A. 出費を減らす
B. 収入を増やす
の具体的な策として、保険に手をいれるわけですが、そもそもの目的を考えておきましょう。

まず、ファイナンシャルプランナー的な内容に入る前に、重要な考え方!

保険とは、リスクヘッジ後の最終手段です。

これをしっかり意識する必要があります。

どんなリスクに対して、どんな対策をして、それでもだめだったから、保険でカバーする、これを整理した方がよいです。

リスクが実現しないことが一番大事ですからね!!

生きていく上でのリスクって?

保険には、いくつもの種類とプラン、そして、提供する会社があります。

もはやどれが良いのかわからないくらい存在しています。そして、生命保険については、日本は生命保険加入率が8割を超えるほどです。なんとなくで入るのはよくないものの、どうしても入るべきってものもあるでしょう。

ここで、しっかり考えたいことは、そもそも生きていく上でどんなリスクがあるか?です。”お金”の面で整理すると、こんなところですかね。

リスク① 収入がなくなる
リスク② 資産がなくなる
リスク③ 一時費用が出る
リスク④ 継続費用が出る

それぞれ見ていきたいのですが、長くなりそうなので、とりあえずこの記事では、リスク①を例に、保険の目的整理をしていきましょう!

保険の目的整理

リスク①の収入がなくなる。これは確かにリスクですよね。いわゆるキャッシュインフローが減るので、今後が不安になってしまいますね。

こうなる原因として、想定されるのが、
◆死亡
◆病気・障害
◆クビ・会社倒産
◆不可抗力

などなどありますね。

これらリスクの原因に対して、どういう対策で防げるか、をしっかり整理しておきましょう。

対策してもなるものはなる!なったらすべて金で解決!保険に頼る!っていうスタンスももちろんありです。

ただ、死亡するリスクをとってみれば、交通事故など不慮の事故に関しては、対策が難しい(?)ので、保険を頼らざるを得ないものの、生活習慣病などに関しては、食生活とか、運動を心がけるとか、そういったことでもリスクを減らせますよね。

要は、生活習慣病になってしまったあとに、お金をかけるのではなく、生活習慣病になることを防ぐために、お金をかけていくべきです。

ここ大事です。

接待が・・・とか、好きな食べ物が・・・とかで生活習慣病を容認しちゃうのであれば、それはそれの考え方ですが、病気になるとつらいですからね、ならないような努力をした方が個人的にはいいと思うので、そっちにコストかけたいところです。

という具合に整理していくとよいです。

病気・障害は、遺伝的なものもあるので、対策をうっても・・・っていう時に、保険を頼るべきです。

また、クビ・会社倒産なんかは、自身のスキルや実績があれば、いくらでも転職できるし、自身で稼ぐことを研鑽すれば対応可能です。ま、ここは失業保険もありますので、うまく利用するのもありですね。

不可抗力。これは悩ましいです。コロナ影響など該当することもありますが、どんな対策をうっても難しい事項。
保険でなんとかって意味では、保険会社すらも、不可抗力に対しては、保険金がおりないことも多々。
個人的には、キャッシュインフローをいくつも作っておくことがベターだと考えています。

ということで、このような考え方を整理しておくことが大事です、こんな表のようなものを作ったりして。

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このあたりの整理は、一度やっておいて、何かのライフイベント(結婚、子供、就職・転職など)で見直すくらいでいいと思います。

まとめ

目的整理が終わったら、保険金額等の話になるので、次の記事で紹介します。基本的な考え方は、

まずはリスクが実現しないためにお金を使って、リスクが実現してしまう場合、公的保障で足りないと考える分だけ、保険をかける

ですよ~!!

有栖ケンタ

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