アファーメーションの辛さ

アファーメーション、自己宣言と言いますが、自分に対して望ましい姿や、結果を信じて言葉がけするものです。

アファーメーションする言葉はたいてい今の自分と違う言葉です。

例えば、自信がない場合には「自信を持っていい」「私は自信がある」と言い聞かせるわけですが、現実の自分と違うので、実は結構くるしいです。

アファーメーションはある程度効果があると思います。しかし、現状とかけ離れた言葉をかけると「そうじゃない」という心の声が強化されてしまいます。

「私には自信がある」と宣言した場合、心の奥では「そうじゃないよね」という言葉が繰り返されるので、返って、自信がない自分が強調される恐れもあります。

なので私は苦しいアファーメーションはする必要がないと思っています。

無理に宣言するよりも、自己共感するほうが大事だと思います。

「自信ないよね」「なかなか自信持てないよね」と自分への共感が結果として自己肯定になります。

ネガティブな事実でも自分で肯定すると気持ちは楽になります。その上、自分が思っているほど大きな問題ではないという気づきも得られます。

なぜなら自信がなくても、人前で話をしたり、新しいことに挑戦したり、難しい課題を解決したりしてきている過去が必ずだれにでもあるからです。

そうすると、思ったほど自信がいらないという気づきが起きます。

これは自信に限ったことではなく、前向きさや、やさしさ、勇気、決断力、行動力など内面世界と関係のある要素であればある程度当てはまります。

目標を諦める必要はありません。持ち続けることは良いことですし、そのプロセスをしっかりやり遂げる力があれば大丈夫です。

しかし、苦しいアファーメーションは辞めてしまっても全く問題はありません。むしろ帰って辞めてしまったほうがうまくいくこともあったりします。


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