カウンセリングの考え方を使って人間関係をよくするコラム 4
自分の考えを伝える
一つ前のコラムで、カウンセリングでの傾聴と実際のコミュニケーションの違いについてお伝えいたしました。
コミュニケーションでは聴きっぱなしになる必要はなく、自分の考えを相手に伝えることも大切になります。
良い人間関係の条件は互いに自立している関係です。この状態を作るために必要なのがバウンダリーです。
バウンダリーは人間関係の境界線です。物理的な距離を取ることもありますし、心理的なバウンダリーもあります。
バウンダリーの考え方の前提として、私とあなたは違う存在であるという認識があります。バウンダリーが曖昧な時にはこの前提が崩れています。
自分の考えを伝えたくても伝えられないという時には、相手と同じように考えていないといけない、相手の考えを受け止めないといけないという、同調圧力が働いているかもしれません。
バウンダリーを引くことは互いに自立した人間関係を続けていくうえでは当たり前のことです。
私とあなたは違う存在。だから違う感じ方をして、違う考え方になって良いのです。
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