夫婦の会話がけんかになる言い方 その3
あなたが悪い
それはあなただ
お前はいつもこうだ
なんでお前は○○なの?
こういう言い方が夫婦間にあると、けんかは耐えません。なぜこんな言い方をしてしまうかというと「自分は正しい」と思っているからです。
自分は正しいから相手の間違いを正さないといけない。
こういう思いから相手を責める言い方になります。
主語を私にかえるだけで印象が違いますという話をその1でやりましたが、伝える側の内面に「自分は正しい」という思いがあると言い方を変えても伝わりません。
自分は間違っていると、自分を責めるのは良くないですが、伝えたいことを伝えるためには、相手に変な勘ぐりをされないようにしないといけません。
物事の受け取り方については認知のゆがみシリーズをご覧ください。
そのためには、きちんと伝えるべきことが伝わることが大切です。
会話がケンカになる理由は、伝えたい内容を相手が理解するよりも先に怒りの反応を引き起こしてしまうからです。
そのためには、
私はを主語にすることはもちろんですが「問いかける言い方」や「相手の考えを引き出す伝え方」をする必要があります。
たとえば、
「部屋の掃除をてつだってもらえない?」
「子どもが全然勉強しないんだけどどう思う?」
などです。
文字で書くと伝わりにくいのですが、語気を強めるのではなくて本当に尋ねるつもりで聴くことが大事です。
話し方の中で大切なのがアサーションです。
アサーションは自分も相手も大切にするコミュニケーションで、相手の反応、応答は相手に任せるものです。問いかけることによってアサーティブなコミュニケーションをすることができます。操作的、支配的なコミュニケーションになってはいけません。
夫婦の会話が、断定や命令ばかりにならないように注意しましょう。ケンカになるときは支配的なコミュニケーションの要素が強いです。そうならないために問いかけることが大事なのです。
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