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「ツルの恩返し」から学ぶ生き方

助けてもらった御礼に、自分の羽で反物を織って、おじいさんに恩返しをした。

自分の身を削って、誰かのために行動する、

という姿が日本人の心の琴線に触れるのだろうか。

と、ふと思い浮かんだ。

それとも、何かをしてもらったら、お返しをする(お礼をする)という礼儀を学ぶためのストーリーなのかもしれない。

昔話から学ぶ日本のココロ(精神)。

幼い頃、読んでもらった絵本や昔話。

ファンタジーの世界から学んだ感性は、そのまま現実の社会でも役立つのだろうか。

身を削ったツルは、おじいさんに見つかり飛び去ってしまう。

もし、見つからなければ、ツルは反物を織り続けていたのか。

羽が無くなり、飛べなくなってしまったら、本末転倒である。

結局、おじいさんに見つかっても見つからなくても、飛べなくなる前に去っていたのかもしれない。

自分を犠牲にするのには限界がある。

いや、ツルは「奉仕の心」を持って、おじいさんに恩返しをしたのかもしれない。

犠牲だとか、見返りだとか、そんなものではなく、ただ自分にできることを精一杯しただけ。

もし本当におじいさんの役に立ちたいのであれば、もっと違う選択肢もあったはず。

だが、

おじいさんの役に立てたことが大切なのだ。

もちろん自分がよかれと思っても、それらが全て相手の役に立つとは限らない。

それを承知の上で、それでも「行動に移す」という勇気が、肝なのかもしれない。

人は性善説で生きている。

誰かのために生きることで、自分が生かされていることを知る。

今日もありがとうございます。

世界平和は、ひとりひとりの心の内にあります。 共に明るい世界を築けていけたら幸せです。 今日もありがとうございます🌸