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英会話の90%は自主トレーニング

こんにちは!英会話習得アドバイザーのArisaです。

今日は、英会話習得は、「自主トレーニングが、重要度90%」というお話をしていきます。

実践よりも自主トレ

「英会話は、とにかく実践だ!」外人と話す時間に比例して、英会話は能力が上がると思われがちなのですが、実は、自主トレーニングが非常に大切です。

重要度の割合を示すと以下のような感じになります。
自主トレ:実践=9:1

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私は、カナダに行ってから英語が話せるようになりました。

しかし、英語力ゼロから3ヶ月間でブレイクポイントを突破し、会話が出来るようになったのは、英語での実践が増えたからではありません。

自主トレーニングを重視した上で、実践をするカタチに切り替えたからです。

もし闇雲に実践の回数のみを増やしていたら、英語は挫折して諦めていた。そう言い切れます。なぜなら、実践だけしてても伸びないからです。


赤ちゃんを笑う者はいない


まず例えばなのですが、赤ちゃんがお喋り出来ないからといって、笑ったり、バカにしたりする人っていないですよね。

赤ちゃんは、まだ喋り方を知らないし、
それが「普通の状態」である。

というのが人間の共通認識だと思います。しかしこれは、私たち日本人が英会話を習得する際にも、全く同じ事が言えるのです。

「最低でも中学校、高校。6年間も英語をやっているのに、日本人は話せない!なぜだ?」という方がよくいらっしゃいます。私もかつては、同じ事を思っていました。

しかし学校の授業では、英語の「しゃべり方」を一切習っていないのです。

実際に授業内で「英語を声に出してみた時間」というのは、どのくらいあったでしょうか?6年間トータルしても、1時間あるかないかの世界だと思います。


手はしゃべらない

一方で授業内や家庭学習において、手を動かしている時間はものすごくあったはずです。

◎教科書をノートに書き写す
◎意味を調べて書く
◎文を組み立て書く
◎日本語⇔英語の訳をノートに書く
◎単語をひたすら書く

私たちが習っていたのは「英語の書き方」なのですね。もちろん、手はしゃべらないので、英語が話せなくても当たり前です。

日本の教育は、英語での喋り方を教えないので、
喋れないのが「普通の状態」である。

なので、学校で英語の教育を受けてきたにも関わらず、英語が話せないことは、恥ずかしいことでも何でもないんですね。


そして、赤ちゃんがいきなり「お母さん、お腹が空いたからミルクが欲しい。今日は寒いから、ちょっと熱めがいいかな!」なんて大人に言えるでしょうか。もし言うことが出来たら気持ち悪いですよね。

最初は「あーあー、うーうー」言いながら、身近な単語を発するようになって、次は文として話せるようになっていく。これが普通の過程です。


話せるようになるには、この過程を飛ばせない。

言葉を話せるようになるために、この過程は飛ばすことができません。それは、子どもも大人も同じなのです。

赤ちゃんが喋れるようになるまでには、親だったり、だれかつきっきりで一緒にいてくれる「大人の存在」が一定期間必要になります。

しかし大人に関しては、理解し、考えることができます。情報を判断できる力もあるので、自分でこの過程をトレーニングしてあげることが出来るものです。

ここからは、英語の話し方を覚えるために、「どんなトレーニングが必要なのか」について、解説していきますね。


スタートは発音から

まず発音をやりましょう。これは強くおすすめします。

なぜなら、自分が「発音出来る音は、100%聞き取れる」という機能が人間にはあります。

スピーキングで「かっこよさが出る」という前に、発音はリスニングの向上に大きく役立つものなのです。しかし残念なことに、

「日本語にない発音」で
構成されている言語が「英語」です。

日本語と英語の発音の違いがわかっていない場合、その後に積み上げていくトレーニングの効果も半減します。

そして何よりも、自分自身が一番やりづらくなっていきます。「She・彼女」 も 「Sea・海」も 同じ「シー」という音でしか認識できないので。


NEXT STEP

次のステップとして、自主トレーニングの内容はいくつかあります。しかし今回はあまり難しい事を言いません。

発音がわかってきたら、そこからはぜひ「音読」をはじめてみてください。

音読は、色んな文章をあちこち読むより、口がスムーズに動くようになるまで、同じ文章やフレーズを繰り返し読み込むことがポイントです。

好きな内容やスクリプトを使用することが一番良いですが、教科書でもOKです。何を題材にしても、音声ガイドとそっくり真似ることが出来て、最終ゴールになります。

どんなものを読んだらいいかわからない方は、私も実際に使っていたおすすめ本を紹介しておきます。

まずこのシリーズは、日本人が苦手とする音やリンキングのパターンが、うまくまっています。なのでCDのガイドと同じように言えると、聞き取れる音の幅が一気に広がります。

また1文が短いフレーズなので、繰り返しやすいです。そして、英語ネイティブが作っている事もあり、例文がナチュラルなので、 言えるようになると海外ドラマや映画が聞こえてきますよ^^

更にCD付きで音声ガイドがあり、その音声に日本語が入っていない点も英語の音に集中しやすく、おすすめポイントになります。


鍛えてから、実践

実践に進む前に、まずはこういった自主トレーニングで、英語を話せる自分をまず鍛えてあげる。鍛えるというより「育てる」という言葉の方が合っているかもしれません。

練習で、聞こえないことが、
実践で聞こえるわけがないのです。

練習で、言えないことが、
実践で言えるわけがないのです。

仮に、何も練習せずに試合に行って、「ボロ負けして悔しい!悲しい!」と泣いているアスリートがいたら、「いや、当たり前でしょ」と、誰もが思いますよね。

「負けて、かわいそう」とは、一切思わないはずです。

英会話もこれと全く一緒。自主トレーニングあっての実践の世界です。

自主トレーニングより大事なものはない!
There is nothing more important than training yourself.

ぜひ、意識してみてくださいね!

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