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英語は「英語」で学ぶ

こんにちは!英会話習得アドバイザーのArisaです。

今日は、英語は「英語」で学ぶ というタイトルでお話していきます。

英語は、英語で学んだ方が早い

英語での実践経験も少なく、一体どうしたら英語は身に付くのか?と疑問に思っている方には、英語を英語で学ぶなんて、無理な話に聞こえると思います。

「英語を英語で学ぶって何?」「すごく難しくない?」私もそう思っていました。しかし現実は、英語で学んだ方が理解が進むし、覚えられるしで、良いこと尽くしだったのです。

英語学習において、まったくカテゴリーの違う言語である「日本語」を挟むから、ややこしくなるという事実があります。それを解説していきますね。


日本語で書かれた英語のテキスト

書店に行くと「英語のテキスト」が、山ほどおいてありますよね。しかしその多くは、英語を日本語で解説したもの になります。

こういったテキストを片手に英語を勉強している方が多いと思うのですが、だんだん複雑になり、気づくと英語よりも 日本語の勉強 になってしまいがちです。

もし「英語が話せるようになる」ことが目的なのであれば、結論、こういったテキストでの勉強を辞めてしまって大丈夫です。

例えば多くのテキストには、下記のような説明がありますよね。

「不定詞」について
to+動詞の原形の形を不定詞という。
動詞にtoがつくことで、文中で名詞や副詞、形容詞などの役割をするようになる。toの後ろにくる動詞は必ず原形で、主語や時制で変化しない。

名詞的用法
Ken likes to watch TV.
ケンはテレビを見ることがすき。
To speak English is difficult.
英語を話すことは難しい。

形容詞的用法
I have no money to give you. 
私にはあなたにあげるお金はない。

副詞的用法(目的)
Ken uses a computer to play games.
 ケンはゲームをするためにコンピュータを使う。

副詞的用法(原因)
I was glad to see you.
わたしはあなたに会えてうれしかった。

上記の説明を読んで、まず説明の言葉が難しいと感じませんか?

私たちは、不定詞、副詞、形容詞、時制という言葉を、日本語を話す中での思考で使うことがありません。

何が不定詞なのか?何が副詞なのか?その感覚がないのですね。「形容詞」と聞いて「美しいだっけ?」といったではないでしょうか。さらに、副詞的用法?目的と原因で分かれる!?そんな説明を聞いて、頭が大混乱ですね。

もちろん言語を解説する用語を使った正しい説明にはなります。しかし、一般的には、理解しにくく、情報が多くなりがちです。日本語の解説を読んで、こんな状態な訳なので、これを理解しようと思ったら、まず日本語の意味をより理解しないといけません

そして、日本語が第一優先になっている私たちの脳は、日本語があれば日本語に意識が行ってしまいます。なので結果的に、日本語をたくさん読んで勉強していることになるのです。

例えば、英語を勉強した次の日に、勉強したはずの英文より、日本語の記憶の方が強いことがないでしょうか。

・たしか日本語だとこう書いてあった。
・日本語ではこういう意味の英語だった。

翌日思い出そうとした時に、こういった記憶が強く出てくる場合は、間違いなく日本語を勉強することに、時間が持っていかれています。

因みに英会話が出来るようになる為に、先ほどの説明内で大切な情報は、シンプルに下記の5文のみです。

・Ken likes to watch TV.
・To speak English is difficult.
・I have no money to give you. 
・Ken uses a computer to play games.
・I was glad to see you.

少し補足情報として話がそれますが、コアイメージで説明すると、Toはどんな文章でも「到達」を示します。矢印「→」がかかって、次の単語への到達しているイメージを持つのです。

つまり、Toを動詞の前に付けることで、次の単語への橋渡しになる。それだけなのですね。

コアイメージを理解していなくても、「あなたにあげるお金はないわ!」っと言いたいときは、「I have no money to give you.」という言い方が出来るのかぁ。と知り、あとは何度も音読して覚える。

それを繰り返していくと、体感的に「英語の使い方」がわかるようになっていきます。

理論はその後からでも良いくらいです。

そして、これが「不定詞」の「形容詞的用法」だと理解し、説明できなくて全く問題ありません。学校の先生を目指している訳ではないので。


それでも知りたい「使い方」は英語で学ぶ

基本的に英語は、中学校で習う文法 =「使い方のルール」がざっくりわかっていればOKです。

しかし、ここからもう一度学びたい!という方には、英語を英語で説明した文法テキスト English Grammar in Use がおすすめです。 

中身は、全て英語で書かれています。

しかし不思議なことに、日本語の説明より遥かにわかりやすい。

なぜなら、説明が短くシンプルなのですね。

そして、わかりやすい例文がたくさん載っているので、例文を読むことで使い方のパターンが理解しやすくなっています。

日本語での理論ではなくてパターンで覚える。

それが、英語を覚えるコツといっても過言ではありません。

↓実際の中身です。解説ページとエクササイズページが交互に構成されています。

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そしてこのテキストに出ているような「一文が、短い英文をたくさん読む」そうすることで、英語の語順に自然と慣れていきます。

日本語は、英語と語順が逆になるので、日本語を挟んで勉強していると、英語の語順になかなか慣れてきません。どうしても返り読みが止まらないのです。

返り読みが止まらないと、文章では良くても会話は完全にアウト。スピード感が違いすぎるので、スッと意味が入ってこなくなります。


全ては「慣れ」

このテキストを見て最初から、「うわー!簡単!」とは思えないと思います。しかし、見慣れてくると圧倒的に英語の解説の方が、わかりやすいと感じます。

ここに出ている英語を、1日「3文読む」など、自分にとって決して無理のないペースでOKです。それを毎日継続できるだけで、1ヶ月後には、語順に慣れて英語の感覚が掴めてくると思います。

毎日、英語を読んでいると、必ず慣れます。

そのためにも、英語は「英語」で学ぶ。ということを取り入れてみてくださいね!


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