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2022.09.20 右目から涙

台風一過。
風も徐々に勢いを失い、わたしの生きる世界はこんなにも静かだったのかと、意味もなく再確認します。

陽の光は眩しくも、はだ寒く。台風は秋を連れてきて此処に置いてゆきました。

どんなにまだうちわを仰ぎたくったって、受け入れるしかないんだもの。

その距離30cmの友だちの横顔は、わたしを向いていなくても、そう訴えています。

右目から涙。ぼやける視界。
夕焼けは曖昧な色で、わたし達の関係をにごします。

あと3ヶ月くらいで、友だちは遠くとおくへ引っ越すのだそうです。そりゃあこんな感傷的な日記を書いたって、羞恥もためらいもありません。

この気持ちは、そういうものなのです。

Kodak EKTAR H35 × CineStill 400D

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