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Essay

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いろいろな場面で、不思議に思うことって多々ありますが、時々、散歩するみたいに考えてみたくなるのです、いえ、感じてみたくなるのです。答えのあるような、ないような文章を書き進めながら…
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#エッセイ

創作途中の話 -「風」-

創作途中の話 -「風」-

アンビエントのブームが来ているとか。以前から静かなブームはありましたが、このコロナ禍で、穏やかな瞑想に近い環境音楽は、必要で求められるのかもしれませんね。

私が現在作っているアルバム曲の7曲は、ピアノのインストゥルメンタルと歌入りの両方がありますが、その中の「風」(仮タイトル)という曲は、ある林を吹き抜けていた風がインスピレーションとなってできています。自分の中では、風の物語のような感じです。

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デトックスの抗酸化物質…

デトックスの抗酸化物質…

免疫力や血栓に影響のあるスパイクタンパク質増殖の阻害、副反応の解毒、酸化グラフェンの分解解毒ができると言われるものが、いろいろあるようです…
解毒には抗酸化物質が大事のよう…

①“松葉茶:スパイクタンパク質の解毒の可能性“
https://ambassadorlove.wordpress.com/2021/05/06/pine-tea-possible-antidote-for-spike-pr

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小さな花の鼓動…

小さな花の鼓動…

ふと、足を止めたくなる。…小さな花の鼓動が教えてくれる生き生きとした時間は、一歩一歩の足元を見向きもせずに行き過ぎようとする日常に、覚醒の息吹を運んでくれる。

シュールレアリスムも現実をよく知るための手法だったと思うけれど。自然というのは、いつもその時の一瞬を、カメラアイをむけたくなるような静けさの中の閃烈さで、咲かせている。
習慣に紛れて真の時の深さを、どれほど知らないでいることだろう。目覚め

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一日…

一日…

今日という一日を、時々思う。
それは、奇跡のような一日である。
そして例え今日一日の命だとしても、
今日を、ご機嫌で生きる。
ご機嫌、というのは調子に乗るという
意味ではなくて、深く感謝して、
足るを知ること。
今日の命を、ご機嫌で生きる。
すると、やるべきことが見えてきて。
自然に歩く道が続いていたりする。

そうして、明日が来たなら、
何と得したものだろうと。
そんなふうに思って生きたら、

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光が溢れ落ちる

光が溢れ落ちる

美しいものは大事だ。美しいものに向かうことは、諦めないということだと思うから。光は、暗がりを照らし、穏やかにどこまでも広がるものだ。闇を切り裂く鋭利な刃先だ。そこには宝石を散りばめた無数の光が溢れ落ち。光は、私たちの心と空を繋げたひとつの天体を作る。
#Arimメモ #Arimの詩 #詩 #現代詩 #エッセイ

父からの本…

父からの本…

お盆だったので、父のことを少し思い出していた。…仕事で忙しかった父には、子供の頃はあまり顔を合わせる時間がなかった。
だが、リビングの書棚には子供向けの本を買っておいてくれてあった。読んでもらったことも多分なかったし、読みなさいとも言われなかったけれど。

小学校2年位になって、誰もいない部屋で、なんとなく分厚い本を手に取り、頁をめくり活字を読み進められるようになっていった。毎日、本の続きや、次の

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水流…

水流…

ある思いの深い淵を誰もが持っているだろう。
意識するしないはあろうが、
そこから生まれてくるテーマが、
姿を変えながら心の底に、
地下水のように流れ続けて。
その存在を感覚は認識しているが、
一言で名指すことはできない
大きなうねりを伴う生き物のようにある。
自分の根が始まるところ、
発露の水流。

他者の表現に触れた時に、心動かされ、
気づきを頂いたり感動する時は、
自分の中に流れる命の水流を

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子供と「万引き家族」を見ていて…

子供と「万引き家族」を見ていて…

先日「万引き家族」を子供がTVで見ていたので、途中から一緒に見た。DVDを借りてきた時には頑なに見ない、と言っていたのに、自分からTVを見ていたのでよかったと思った。血が繋がっていない家族?と最初から質問、ん、見ていてご覧、と促す。

社会の中の枠組みから外れてしまって生きていることで、不正や犯罪とされるものが重なってしまう連鎖が悲しい。息を潜めるように生きて、当たり前の生きる権利を主張できない人

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小さな願い…

小さな願い…

小さな花に足を止めたい。
緑の葉っぱに近づきたい。
鳥の声に耳を澄ましたり、
猫を撫でたり。
本を読んだり、音楽を聴いたり。
料理を作ったり。
人の心が、
好きなものへの時間に向けられて
過ごせることは、
なんて豊かで、
幸せなことであろうか。

当たり前の日常が、
時と場合が違ってしまえば、
叶えられなくなることもある。
かけがえのない平和な
ささやかな日々が、
これからも続きますように。

#

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呼吸

呼吸

光がすき。
長い時間の中でまだ咲かぬ季節の花を、
ことによったら1年、2年、3年と
待っている。
そんな時間が私の心に流れて、
私を作っていく。
この宇宙を作っているオープンマインドに
触れて生きる。
慈悲に包まれ、
その呼吸のひとつとなれるように。
#詩 #現代詩 #エッセイ

It is a pleasure.

It is a pleasure.

I am always with God.
God's heart is color, smell, wind.

To live in this world is to experience the heart of God.
All God's heart, voice.

The colors of the sky, the wind, the flowers, the pains of l

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名付ける…

名付ける…

自分が生まれ育った土地には、古刹もいろいろあったが、どんな名前の山に囲まれどんな人が住んでいたのか、人に説明ができるほど詳しくはなかった。

郷里をあとにして住んだ土地の歴史は、いろいろと調べたり歩いてみた。生まれ育った場所というのは、安心感があって山の名前など覚えなくとも、守られていたのかもしれない。

子供に、今日は富士山や南アルプスが真っ白だね、と言ってみた。さすがに富士山は知っているけれど

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水の滴るところからの断章

水の滴るところからの断章

水は川上より川下へ流れ行くと言うけれど、下とはどこだろうと時々思う。

この川の上流は東に見える山の奥、私が土手に立つと、左から右へ流れていく。
私にとってこの川の川上とは左。そして私が立つ目の前、正面に広がる水は現在。過去から未来へ流れていく水の流れがここにある。
どちらも現在へなだれ込む水流であると思うのだが。

左から右と時間を連れ立ち水は流れる。
時計の針を水車のように、この川に置いて回し

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1歩の歩幅

1歩の歩幅

1歩の歩幅というのは、だいたい決まっている。急ぐ時は回転を早めるわけだけれど。でも歩調というのは時々変えないと、大事なものを見落としてしまう。歩幅を狭めたり拡げたり。植物は歩けないけれど、その内なる思索の深さを想像する。人は歩くことで発見することが多いのだろうと思う。読書も音楽も脳の散策だと思う。

そう思うと、人というのは考えることに喜びがあるのだなと思う。新しい思考に出会う。詩や音楽や絵画や。

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