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7cmの卵巣嚢腫が見つかった話

お久しぶりです。
ありです!

実は卵巣嚢腫が見つかり、発見までの経緯や色々な感情があったり周りの人への感謝を備忘録として残しておきたい!!!と思い立ってこの記事を書きました🖊️

少し長いですがお付き合いください。

なぜ書くのか

冒頭でも書いた通り備忘録として残すという他にもこのノートを書こうと思った理由が2点あります。

  • 検診行ってない人行ってほしい🥺

  • 同じ不安を抱えている方の参考になれば嬉しい🙏🏻


このnoteは卵巣嚢腫の機能性嚢胞(黄体嚢胞)という種類のお話になります。
これから詳細は書きますが、現状の診断で今後の妊娠は問題なく嚢胞は消失している状態です。(再度現れる可能性あり)

現段階で種類が分かってない方などはこういう種類もあるのかなど参考になると幸いです。

また、不安いっぱいでこの記事に辿り着いた方や同じ診断でも今後の状況が違う方もいるかもしれません。
読み進める中で辛くなったら無理をせず閉じてくださいね。


卵巣嚢腫とは

自分で調べた範囲なので簡易的な説明になりますが、簡単にいうと卵巣に発生する腫瘍の一種です。
袋の中に液体が入った状態で、その中の成分によって種類が色々とあります。(これが多くてややこしい🤯)
こちらの説明がとても分かりやすかったので貼っておきます!

その種類によって手術で取るか、薬で小さくするのか、妊娠できるのかなど色々と変わって来るというかんじ。

サイズが大きくて捻れてしまうと激痛で緊急手術が必要になる事もあるらしい🫣

通常は2〜3cmほどの良性が多いみたいです!
なので私の7cmはなかなかの大物という事になります笑(こぶし1個分くらい🤛ヤー)

卵巣嚢腫が分かるまでの経緯

体調が悪くなって病院へ

去年末から身体のかゆみが凄くて乾燥だと思っていたのですがなかなか治らず、4月中旬に入ると首のしこりと軽い吐き気、倦怠感も出て来ました。

調べると首のしこり以外は肝炎の症状と類似してたので怖くなり病院へ行きました。
この症状は卵巣嚢腫とは全く関係なかった…!

大きめの病院だったので色んな科が入っていて、
かゆみは皮膚科・首のしこりは外科。
1日で診てもらいました。

看護婦さんの問診時
私「肝炎じゃないかと心配になって…!」

看護婦さん「念の為CTも撮っときます?全身バーっと撮れますよ!先生に聞いてみますね。」

と軽い感じで進められました笑
↑あんまり知識がなかったから一瞬CTっていくらかかるんだ!?5万くらいかかっちゃう!?なんて思って看護婦さんに聞くと1万円くらいで済むとのこと。

強制ではなく私に決定権が委ねられていたので年齢も年齢だしと思いお願いすることに💡(ここで撮っといて本当に良かった…!

結果は、
痒み→蕁麻疹
首のしこり→リンパは綺麗で異常なし
マッサージや首に外部からの刺激があるとぽこっと一時的に出る人が居るそう。
ほっとけば治るらしい(実際治った)
吐き気→臓器も綺麗で問題なし
強いていえば軽い胃炎ではないか?とのこと

確かにこの時期は職場環境が一時的に変化した関係で、仕事内容の変化や新しく関わる人が居たりでかなりストレスを感じていた自覚はありました。

全ての症状が個々で、タイミングがたまたま被っただけでした笑

蕁麻疹は痒みが酷かったので薬を貰いましたが、大きな病気でなくて一安心。
ちなみに病院の薬ってすごいね!ずっと痒かったのが一瞬で消えたよ👐🏻

まさかの病院から連絡

1週間くらい過ぎた土曜日。
梅雨前だしと美容院に行ってました💇🏻‍♀️

携帯に知らない番号から電話がかかってきて調べると病院。
嫌な予感がしました🤔

折り返すと少々お待ちくださいと長めの保留音。

「ぁあ〜今日は記憶に残る日になりそうだなぁ」となんとなく思ったのを覚えています。

数分経って看護婦さんから
「前回撮影したCTの件で、左下の卵巣あたりに卵巣嚢腫のようなものが見つかったので連絡しました。
再検査した方が良いのでかかりつけがあればそちらで、なければうちでもみれます」とのこと。

一瞬思考が停止しました。
実は母が4年前くらいに卵巣嚢腫で卵巣を全て摘出していたからです。

生理も規則正しく来ていたので想定外でした。
1番最初に頭に浮かんだのは「子供は産めるのか」という事でした。
32歳でパートナーはいますが、まだ結婚をしておらず。
これから結婚、出産と当たり前に進んでいくものだと思っていました。

診察の予約は3週間後。

席に戻ってひたすらに「卵巣嚢腫 子供産めるか」など色んなワードで検索しました。

種類によっては妊娠が難しいものや、不妊、色んな不安になる情報がたくさんありました。
帰りの電車でこの記事を見つけて少し安心して泣きそうになったのを覚えています。

彼や両親にも話さなければいけないなぁと考えつつ、ふと色々思い出しながら帰宅していました。

不思議な事に病院から連絡の来る1ヶ月くらい前から自分の今後の人生について考える時間が増えていました。
3つの分岐を考えていて、

  1. 彼と結婚をして子供を産んで暮らす人生(猫もお迎えするぞの気持ち🐈)

  2. 1人の人生

  3. 彼と猫と暮らす人生


不妊の原因が女性側だけとは限らないしなぁと。
子供が出来なかったら彼と猫と穏やかに暮らせたらいいなぁなんて私の中では考えていました。

もし私側に原因のある場合は、彼の意見を尊重した方向で話せるといいなと。(もし彼がどうしても子供が欲しいという考えだった場合は別れる事は仕方ないなと思っていました。ドライに聞こえるかもしれませんが、一緒にいたい気持ちは当たり前にあるけど彼の人生ですし彼には自分の望む形で幸せに生きてほしいと思うからです。)

そんな感じで1ヶ月前に考えていた事と実際にその立場に立つのとでは、考えることは一緒でも感覚が全然違う事に心臓が痛くなりました。

直接だと泣いてしまってしっかり伝えられる自信がなかったのでLINEの文章で彼へ送りました。

  • 卵巣嚢腫があるかもしれないこと

  • 最悪の場合子供が出来ないこと

  • 子供が出来なかった場合、これから先自分はこう考えているが、もし子供がどうしても欲しい場合は別の選択肢を頭の片隅に考えておいてほしいこと

もう5年以上も一緒に居るので考え方など色々と分かっているつもりでしたが、こういう考えだろうなという想像はしませんでした。

こんなに長く居て何故結婚をしないのか?と結構周りを心配させてきた自覚はあるのですが、これという理由が特になくて一緒に居ると楽しくて体感3年くらいなのに気づいたらこんなに時間が経っていたが自分のなかではしっくり来ます。笑(転職や環境の変化などもあったので全てがそうではないですがw)


彼から返答が来るまで駅周辺をゆっくりと歩いていました。
返答の文章は私の中で大切にしたいので書きませんが、子供がいない人生でもこの人となら一緒に楽しく生きていけると思いました。

ドラマでよく見る外を号泣しながら歩いている人。
そんな人おらんやろって思っていましたがその時ばかりは我慢できずに鼻水ダラダラで号泣しながら歩きました。笑(夜でよかった😂)

体調の変化

受診日が後4日後になった平日の朝
起きて準備をしようと思ったら下腹部が痛くてまっすぐ立てませんでした。(子宮あたりがギューッとつっているような感覚)
出勤は諦めベットに横になり1時間ほどその痛みは続いてました。

幸い仕事の時間までには回復したのでリモートで仕事ができましたが、自分の体の中でよくない事が起きているんじゃないかと不安が増しました。

卵巣嚢腫は、大きくなると下腹部痛やお腹が出てきたり、腰痛などの症状が出るようです。

診察日

先生からCTの画像を見せてもらい、黒い大きい丸いものがあるのを確認しました(語彙力)

初見では「え、なんかデカくない?」でしたが、その通り7cmの卵巣嚢腫でした。

先生からの説明では、

  • 通常よりかなり大きい

  • 種類を特定するためにMRIを撮る必要がある

とのことでした。
不安はMAXになりました。

さらに不安を増したのは、MRIは当日できない為予約をして後日撮る事(病院によって多分違う)。そして結果はさらに1週間後くらいになること

卵巣嚢腫について調べていた時に、大きいものは捻れる可能性があるらしく捻れたらかなりの激痛で緊急手術をしてねじれを早急に戻さないと壊死してしまうとのことだったので時間がかかることに少し焦りました。(仕事のことを考えるとMRI明日お願いしますと言えなかった…!)

ずっと聞きたかった子供の事ですが「種類がわかるまではなんとも言えないですよね…?」と聞くと「そうですね…」との返答でした。

5日後に予約をして帰宅。

検査までは本当に不安でした。
普段大きなショッピングモールのスーパーに買い物に行くのですが、子供がたくさん居ていつも微笑ましくみていました。
状況が違うと微笑ましいのに悲しい泣きそうな気持ちも襲ってきて複雑な感情になりました。

両親にも報告をしましたが、かなり心配しているのが伝わってきて申し訳ない気持ちになりました。

今は子供がいない人生でも幸せに暮らしている人はたっくさん居て、私も子供がいなくても幸せになれると心から思っています。

ただ、子供が欲しくてできないかもしれないというこの状況ではまだ気持ち的にゆらゆらとしていました。

テレビの番組で婦人科系の病気が見つかった人が、子供ができて幸せに暮らしている話がやっていて心のそこからよかったねぇ😭という気持ちと、自分は大丈夫なのだろうかという不安がどっと込み上げてご飯中にポロポロと涙が止まらなかった時間もありました。

情緒がぐらぐらしていたと思います。
この期間は本当に色々なことを考えました。

MRI検査当日

初めてのMRIだったので緊張していました。
調べると工事現場くらいのうるさい音がずっと続いている感じとのことでした。(調べた時に音についてもっと詳しい情報欲しいなと思っていたので細かく書きます笑)

私の場合、頭の方は空いているタイプのMIRだったので閉塞感はなかったです。
横になって手に白い風船みたいなスイッチを持たされます。
何かあったときはこの風船を握ると連絡がいくようになっているようです💡(結構柔らかいので不意に押してしまわないかと緊張していましたw)

撮影開始。
音に関しては、ずーっと部屋の中で「ズンチャ、ズンチャ」と規則的な音が流れているのと同時にMRIの機械側からはいろんな音がしてました。
個人の感覚ですが、音の種類的に以下の感じ↓

汽笛、マイクをアンプに繋いだブチブチっとした音→マイクをテストする際に「テステス、トントン」ってやる時のトントン音。笑

息止めのミッションもありました←
14秒くらい息を止めるのですが4回ほど繰り返しました。
その後、高速道路の居眠り防止のとこ走った時くらいの振動とピッピっという電話かける音みたいなのがありました。

これからMRI受ける方で不安な方は、あ、これのことかなど思い出すと少し気が紛れるかもしれません。笑(多分病院によって違うかも)

ちなみに、検査をするにあたって驚いたのがヒートテックなどの機能性肌着はNGのようです。
火傷してしまう可能性があるのだとか🤔

結果はちょうど1週間後。

検査結果

かなり重い足で病院へ向かいました。
診察室で先生に言われた第一声が「消えました」でした。

思わず大きい声で「消えました!?」と言ってしまいました笑

種類が機能性卵巣嚢胞(黄体嚢胞)というもので、卵巣嚢腫に変わりはないのですが自然に消失するタイプのものでした。

私が調べていた際には、この機能性嚢胞まで辿り着いていなかったので存在を知らずでした。

消えたので手術なども必要はなく、妊娠も問題ないとのことでした。
ただ、再発する可能性があるので定期的な検診は必須(2年に1回など)

手術を覚悟していたので、この結果にかなりの安堵でした。
速攻で彼や両親、職場に報告。

父から電話がかかってきて「よかったなぁ…!本当によかった」という声は泣いていて、私もいろんな感情が込み上げてきて泣いてしまいました。

さいごに

妊娠は問題ないと言ってもらえましたが、必ずしも授かれる訳ではないし時間もかかるかもしれない。
年齢的にもタイムリミットが存在するので、今までのようにゆっくりという訳にもいかないなと考えが少し変化しました。

当たり前に思い描いていた日常は当たり前ではないという事を再自覚できたと思います。

私はズボラな人間なので検診などを後回しにして生きてきました。
今回も体調不良で病院へ行き、たまたまCTを撮ったから見つかったものの放置していたら気づかなかったかもしれないなと。
これをきっかけに婦人科系の検診はもちろん健康に気を使っていかないといけない年齢だなと思いました。
検診しばらく行っていない人などはぜひ行ってほしい…😭!!!

また、自分だけの身体・人生ではないのだと今回の件で改めて思いました。
心配をかけてしまって申し訳ない気持ちと共にすごく大きな感謝の気持ちがあり、この時の事を忘れずに今後も過ごしていきたいと思います。

最後まで見ていただきありがとうございました。

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