今何をすべきかわからない人へ(イシューから始めよ 書評)
こんにちは。スーです。
今回は安宅和人さんが書かれたイシューから始めよという本の書評をやっていこうと思います。
購入理由
僕がこの本を買った目的は効率的なアウトプットを生み出せるようになるにはどうすれば良いのかを知りたかったので、この本を購入してみました。
というのもこの本に書いてある概要としてまず意味のあるアウトプットを生み出すために本当に解決することは何なのか?というのから考えることに的を絞って述べられているので、僕の悩みにぴったりだなと思い、今回はこの本を購入してみました。
本編
まず初めの部分で本当に解決すべきことは何なのかを見極めるためには常識を捨てろと述べられています。
どうしてかというと、この本の題名でもある「イシューからはじめる」ということは一般的な考え方とは異なるところが多々あると述べられています。そこで何よりも大切なのは、常識を捨てることだと述べられています。そしてこの本で述べられている重要な考え方も5つまとめられています。
・問題を解くより問題を見極める
・解の質を上げるよりイシューの質を上げる
・知れば知るほど知恵が湧くというより知りすぎると馬鹿になる
・一つ一つを早くやるよりやることを削る
・数字のけた数にこだわるより答え絵が出せるかにこだわる
の5点です。正直どういう意味か分からないと思います。
今回は僕がどうすれば効率のいいアウトプットを生み出せるのかという目的で購入したので、「問題を解くより問題を見極める」という部分を詳しく解説していこうと思います。
問題を解くより問題を見極める
こちらは第一章のイシュードリブンで解説されています。そもそも何度も述べられているイシューってどういうことなんだろう。ということでイシューの定義を紹介していこうと思います。
イシューの定義
・二つ以上の集団の間で決着のついていない問題
・根本にかかわるもしくは白黒はっきりしていない問題
この二つの条件を満たすものだと述べられています。
このイシューに対して、どこまで明確に答えを出せているかの度合いを解の質と言います。
このイシュー度と解の質が高いものがバリューのある仕事で本当に解決すべき問題だと述べられています。
では、そういった問題を解決するためにはまずどうすればいいのか?
それは仮説を立てることです。この仮説の段階では、やってみないとわからないということは決して言わないようにしてください。強引にでも前倒しで、仮説を立てることが重要になります。
どうしてか?
それは3つあります。
1、イシューに答えを出す
仮説に落とし込まないと、答えを出し得るレベルのイシューに到達することができないからです。
例を述べると、○○の市場規模はどうなっているのか?はただの設問であり、仮説ではありません。○○の市場規模は縮小に入りつつあるのではないか?というところまで落とし込んで仮説です。
2、必要な情報、分析すべきことがわかる
仮説を立てない限り、自分がどのレベルのことを議論し、答えを出そうとしているのかが明確にならず、それが明確になっていないことにすら気づかないからです。
3、分析結果の解釈が明確になる
仮説がないまま分析をすると出てきた結果が十分なのかそうでないのかの解釈ができないので、その分無駄な労力がかかることになるからです。
以上が仮説を立てる理由になります。
今までの僕は全く仮説を立てずに手あたり次第とにかくやってみなきゃわからないというスタンスでやっていたんですよね。なので、今までは効率が悪いアウトプットをしていたんだと気付くことができました。
まずは仮説を立てることで効率の良いアウトプットを生み出せるということが分かっただけでもこの本を買った価値はありました。
仮説を立てたら次はそれを言語化するようにしましょう。ここでは何はともあれとにかく言語化するということが需要になります。
どうしてか?
それは頭にあることを言語化することで自分がイシューをどのようにとらえているのか?何と何についての分岐点をはっきりさせようとしているのか?が明確にわかるからです。
言語化するのなんて難しいと僕は思っていました。しかし、この本には言葉で表現するときのポイントが3つ書いてありました。
1、主語と動詞を入れる
言葉はシンプルであるほうが良いです。そのために有効な方法が「主語と動詞をいれた文章で表現する」ことです。
2、「WHY?」ではなく「WHERE?」「WHAT?」「HOW?」
WHY?は仮説がなく、何に白黒つけようとしているのかわからないので、「WHERE?」「WHAT?」「HOW?」の形になることが多いということを理解しましょう。
3、比較表現を入れる
これは何に答えを出そうとしているのか明確になるからです。
以上が言語化するときのポイントです。
ここまでできれば本当に解くべき問題が見つかると思います。
まとめ
・本当に解決すべき問題を見つけるためにはイシュー度と解の質が高いもの。
・本当に解決すべき問題がわかったらまずは仮説を立てる
・仮説を立てたらそれを言語化する
ということを理解していただければ効率のいいアウトプットを生み出せると思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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