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秋の兆し

日中は30℃に迫るような日が続いていますが、日が沈むと涼しくなってきました。

草の勢いは落ち着いてきてある意味ひと段落しました。
これまで刈りためてきたものは、
これからくる冬の間に分解され土の中に戻っていきます。

来年の畑は更に良くなっていくでしょう。


そして今年の冬は、
前年に失敗したブロッコリー、キャベツ類などの再挑戦と新しい野菜。
作付け面積が大きくなったので、
これまでやれなかったことをどんどんやっていきたいと思います。



これまで多くの失敗をしてきましたが、
今年の夏はそれ以上。
半分もできませんでした… が、
たまに上手にできる野菜が出来た時の収穫がたまらなく嬉しい。
調理して食べてみて、それだけで来年はもっと頑張ろうとなる。



イタリア野菜の味が忘れられない

余談ですが、
濃い体験は良く覚えているものです。
その体験と思いが味覚に残っているのかもしれせん。
料理は情報も食べられると誰かが言ったとか言わないとか。


これまで多くのイタリア野菜を育ててきました。
その中でも上手に出来たお野菜でオススメのものを紹介します。

ズッキーニトロンベッタ
イタリアのジェノヴァという町に住んでいた時に食べたズッキーニ。
ズッキーニの種類は数多くある中、これがすごく好きでした。
イタリアではくたくたに煮るのが多かったのですが、僕は歯応えが少し残る程度に焼くのが好きです。

ローザビアンカ

日本語で赤白と呼ばれるナス。
しっかりとした身質でどっしりと重たい。
皮のえぐみや硬さも少なくてほんのり甘い印象。
くり抜いて詰め物やマリネによく使われます。

フルティカ
甘く濃いミディアムサイズのトマト。


失敗して写真に残す事ができなかったものは来年の課題です。
ひとつひとつ改善していって、
目標とするものを思っていた通りに育てられように。

農業って大変なお仕事。
僕達料理人は農業に携わっている方々のおかげで成り立っています。

本当に有り難う御座います。
これからもよろしくお願い致します。


自分で野菜をつくってみて改めてそう感じました。

頭の中をリセットさせてくれるから、

農業って哲学だ。