コロナ在宅記 その❸ 〜止まる現場と止まらない現場〜

まもなくGW突入ですが、今後の企業活動は企業ごとによって対応が分かれてきました。しばらく時間は空いてしまいましたが、今なお衝撃的なインパクトを残したこのニュースについて。

ゼネコン大手の清水建設は13日、緊急事態宣言の対象区域の建設現場約500カ所で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため工事を原則中止すると発表した。期間は5月6日まで。宣言直後は工事の継続を発注者と個別に協議するとしていたが、今後は全て中止する方向だ。

1人の命を失ってからこういった対応となってしまうのはとても残念ではありますが、他のゼネコンが工事を続ける中でこのような判断をした事はとても意義のある事だと思っています。

国か、施主か、施工者か、誰が工事の判断をするのか責任の押し付け合いが起こっています。私はデベロッパー勤務ですが、正直に言うと本来は施主が工事中止の判断を下すべきなのでは?と考えてしまいます。

発注者として何が正しいのか、どう行動すべきなのか発信出来るようなデベロッパーであって欲しいと切に思います。工事の中止は工期の延長を招き、短絡的にみると損失は莫大なものになります。それでもまちを創るのは人です。世間の信頼を掴むことが、長期的にみれば今後のまちづくりに大きなメリットになることを願って止みません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?