院試体験記②
こんばんは、ひろです
今回も前回に引き続き、院試について書いていこうと思います。
前回は院試を受けるまでの話を書いてきましたが、今回は自分が実際にどのようなスケジュールでどの程度勉強したのかについてまとめていこうと思います。
院試の勉強をする際に、参考にしてもらえるとうれしいです。
勉強開始前…
院試の勉強前の学力はなかなかひどかったです。
単位は取れていたものの中にはほとんど出席してない授業や最後に受講したのがはるか昔の分野もあったため、科目ごとにかなりばらつきがありました。
建築材料・施工や建築設備、都市計画は初見でも半分ちかく取れたものの、建築構造、建築環境、建築計画、建築史はズタボロでした…
私は興味のある分野や気に入った部分にはとことん時間やエネルギーを費やして、興味のないことは最低限という学生だったので、なるべくしてなった結果ですね…
いつから院試の勉強に取り組んだか?
院試の勉強をし始めたのは、試験日の2ヶ月前からです!
試験日が八月の中旬だったので、6月の中頃から始めていました。
研究室の先輩からは、「1ヶ月あれば余裕」と言われていましたが、某ウイルスの影響か就職から院進に急に切り替えた人が多かったりや倍率が高いとの噂が流れたりで心配性の自分は少し余裕をもって2ヶ月前から始めました!
ただ最初の1ヶ月くらいは週1で卒論テーマについてのゼミがあり、研究と院試の勉強を1:1くらいの割合でやっていました。
院試の約1ヶ月前の7月前半に卒論テーマについての中間発表があり、中間発表後は研究そっちのけで院試の勉強に全振りしていました!
実際にどんなスケジュールでどんな勉強をしたか?
自分は試験日の8週間前から勉強を始めました。
2週間ごとにどのようなことをしていたのか、まとめていきます。
まず勉強を始める前に、直近3年分の過去問を解きながら、出題範囲と出題形式を確認しました。
自分の大学の院試は専門科目と英語(TOEIC)という形式でしたが、某ウイルスの影響によりTOEICがあまり受けれず英語も筆記試験に…
(受けたらびっくりするほど簡単でした!)
英語試験はほとんどの大学でTOEICスコア提出があるかと思います。
TOEICの勉強には公式問題集がおススメです!
自分はこれを2周ほど解いたら200点くらい上がりました~
専門科目は解いた結果、点が取れる分野も少しはあったものの、まったく解けない分野や抜け落ちている部分が多く、全体を見るとボロボロでした。…
1,2週間目
院試の勉強を始めてまず最初にしたのは問題の分析です!
どの分野でどんな問題が出たのかを過去問20年分まとめながら、出題された部分の授業ノートやレジュメを復習してルーズリーフにまとめました。
また、出題傾向を把握する内に、授業ノートやレジュメを見てこんな問題も出るんじゃないかと予想できるものもあったので、それもルーズリーフに書き足していきました。
3,4週間目
3,4週間目は分析した過去問20年分を1周解きました。
専門科目では即日設計や建築史・建築意匠でイラストを描く問題もあったのですが、それは一度ほったらかしにしていました。
解いては、採点して、間違った部分をルーズリーフで確認するを20年分繰り返しました!
どんどん回を重ねるごとに、弱点がはっきりしてくるので、そこを重点的に復習していました。
また、間違えた部分授業ノートやレジュメも確認して、ルーズリーフに色々と書き加えていました。
5,6週間目
5,6週間目は過去問20年分の2周目を解いていました!
また、このころから放置していた即日設計や建築史・建築意匠のイラスト問題の対策も始めました。
過去問演習は3,4週間目と同様に即日設計とイラスト問題を飛ばしていたので、試験時間の半分の時間で解き切るようにしていました。
間違えた問題はルーズリーフで確認して、解きなおすの繰り返しです。
即日設計や建築史・建築意匠のイラスト問題は過去問で出たものは、答えられるよう対策はしました。
即日設計については、また別の機会に書こうかと思います。
(ちなみに、院試の即日設計は住宅でした)
7,8週間目
7,8周間目も過去問演習
7週間目には過去問20年分の3周目を解いていました。
5,6周間目と同じように即日設計とイラスト問題を飛ばして、半分の時間で解いていました。
建築史・建築意匠のイラスト問題も解けるようになるまで、毎日繰り返しやっていました。
8週間目は過去問を3年分ほど解きました。
これまでと違って、即日設計やイラスト問題込みで8割ほどの時間で解くようにしていました。
イラスト問題や即日設計は、プラスαで素早く描くトレー二ングしていました。
この時には、過去問20年分を3周解いていたこともあり、かなり自信がついていました。
自信からの余裕もあったので、演習はほどほどにして過去問20年分を分析して予想問題を作ったりしていました。
前日は予想した範囲を復習する程度でした。
院試本番
問題を眺めると、予想した問題もぼちぼち出ていたので落ち着いて取り組めました。
建築意匠・建築史では、まさかの6問中5問を当てるというミラクルを起こしていました!
建築構造も予想した問題が出たものの、一番苦手な部分だったので苦戦しました…
試験を受けた感想としては、過去問演習は10年分でよかったなという感じです。
さいごに
今回は、院試の対策についてまとめてみました。
いかがだったでしょうか?
院試は内部生なら余裕みたいな雰囲気がありますが、なめてかかると危険です!
最近は、某ウイルスの影響か院進を希望する人が増えており、倍率が高くなりがちです。(自分が受けた年は例年になく内部生が落ちました…)
正直1ヶ月くらい勉強に全振りすればどうとでもなると思いますが、早いうちからコツコツとやるのをおススメします。
(研究室の中には、本番2週間前まで並行して研究をやるようなところもあったりします…)
しっかりと対策して合格するためにもまずは、情報を集めるところから始めましょう!
ではまた
このnoteでは、建築・建築学生の生活についてなるべくわかりやすい情報を提供していきます!
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