長崎の3次元点群データ、GPT-4が公開されて盛り上がっている話など(コンワダさん70週目)
こんにちは、株式会社アーキロイドのコンワダです。今週も社内で話題になった事例(コンワダさん)からいくつかをご紹介します。バックナンバーはこちら。
オープンナガサキ(長崎県全域3次元点群)
長崎県が、静岡に続き県内全域の3次元点群データを公開しました。本連載でも再三言及していますが、都市の3Dデータは今後間違いなくクリエイティブ、都市計画などの基盤となっていきそうです。
今週のAI事例たち
これまでのGPT-3.5を搭載していたChatGPTを上回る推論機能を持つGPT-4が登場しました。推論能力が向上、許可されていないコンテンツにリクエストする可能性が82%下がり、応答の確からしさも40%高く、安全性も向上したとのことです。そうは言われてもよくわかりませんが、自分で使ってみる、またはTwitterを見る、このどちらかで効果はすぐに実感できます。(先にアナウンスしておきますが、今週はほぼツイートまとめ、togetter状態です)
GPT-4が嘘をつかなくなりました
GPT-4が先生に?連立方程式を教える
GPT-4、GHPythonをマスター
DocsBotで任意のChatBotを作成!
ChatGPTで「論文から非常に正確なデータ抽出」
まとめ
GPT-4が席巻した一週間となりました。上記のほかにも、実はBingAIは5週間前からGPT-4だったとか、GoogleがGPTを超える世界最大規模の言語モデルPaLMのAPIを公開する方針だとか、本当にたくさんのニュースが渦巻いています。最近は本文がおざなりで、まとめで遊んでいると噂の本連載ですので、お時間のない方はこのあたりで「スキ♡」を押して離脱してください。この後は余談になります。今週も読んでくださりありがとうございました。
ここからが本番(余談)です。改めてGPT-4が連立方程式を教えているTweetを見て、私の中ではまったく別のニュースと紐づきました。今朝、スマホを開くとG-SHOCKなどで有名なCASIO(カシオ計算機株式会社)の社長交代人事が発表されて、初めて創業家以外が社長職に就任との報。CASIOの創業者は樫尾四兄弟で、実の兄弟4名によって設立された会社だそうです。有名な話なのでしょうが私は知りませんでした。早速「樫尾四兄弟」をググり(そこはGPT-4ではないかい)ネットサーフィンをして今日の午前をつぶしてしまったわけです。ググるとなんとCASIOのHP上でちゃんと樫尾四兄弟の特集ページがあるではありませんか。
兄弟はそれぞれ、財務、開発、営業、生産という得意分野があり、4人で力を合わせてCASIOをここまでの会社に育て上げました。中でも発明家として数々の商品を開発してきた次男の樫尾俊雄は「鶴亀算」の計算方法を誰に教わることもなく考案したという記述を見つけ、「すごw」と思ったわけです。連立方程式を教えてくれるAIと、鶴亀算を自分で編み出す昭和の大発明家、私の中では妙につながったという話でした。
最後にこちらのツイートをシェアして終わりにしましょう。先週は最後に「子供たちの作成したピーナツバターサンドの作り方指示書のとおりに、パパがピーナツバターサンドを作る」ツイートをシェアしました。今週も最後に子育て×テックネタです。
私自身、これまではわからないことの大半をググっていたのが、まずChatGPTに聞くということが増えました。返答が正確でなくても、確実にググるための材料にはなっています。便利ですよね。親世代と「〇〇がわからない。教えて。」「調べたらわかるよ。」「なんて調べたらいいのかがわからない。」という会話を、何度したかわかりません。あるあるですよね。大体内容はスマホのキー入力の音を消したい、とかそんな程度。ChatGPTしかりBingしかり、Google検索のように候補を提示するだけでなく、丁寧に教えてくれます。これからはChatGPTを教えてあげようかな。そっけない子供よりも丁寧にやさしく教えてくれるだろうし、ChatAIが中高年キラーとなる日も近いかもしれません。社会全体も大きく変わるだろうけど、日常も確実に便利になっていきますね。皆様今週もお付き合いいただきありがとうございました。
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