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茶室の図面って...どうしていたんだろ?

こんにちは!アーキロイドの福井です。
曇っていて涼しい休日、東京国立博物館へ行ってきました。
(炎天下では、上野駅から歩くのに怖気付くので…笑)

最近、お茶室の室内って随所に趣向が凝らされていて、平面図からだけだと茶人のこだわりが全然わからない!と思っていた。
本を読んでいると『(立て)起し絵』というものがあったようだ。

堅めの和紙に窓や出入り口などの壁面を描いて、組み立てるものらしい。
折り畳み式なのも乙女心をくすぐるなあと思っていた。

・・・で、偶然、展示されている江戸時代の「起し絵」に出会えて、大興奮…!

(京都大徳寺にある真珠庵の茶室「庭玉軒(テイギョクケン)」の起こし絵図)

現在の設計では、平面・立面・断面・展開図…と分解して図面を描いているが、それぞれからは全体像や佇まいはイメージできない。もしくは、図面を読む練習が必要だ。

この起し絵だと、誰にでも分かる。
おもしろいのは、いつ頃出現したものか分かっていないそう。
建築家なしの建築は、誰にでも開かれていて精度も高いような気がする。

起し絵の展覧会してほしいなあ。福井


『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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