ザ・プリンス 軽井沢 〜清家清の建築めぐり 2〜
こんにちは!アーキロイドの福井です。
昨日の続き、ザ・プリンス 軽井沢の内部へ!
(私の感想より、行ってみるのが一番!と思いつつ…きゅんポイントを共有)
宿泊する部屋は3階。外観から想像すると長ーい廊下になりそうなのですが、
湾曲しているので、先の見通せないワクワク感があります。
自然光が心地よいガラスブロックが、床から天井までビチビチに納まってる…!
ホテルでよくある鉄の扉の2mほど手前に、風が抜けるルーバーの扉があります。
(この理由は後ほど)
部屋に入ると、ダイナミックな窓。気持ちいい〜〜〜
窓に向かって天井が下がっていくので、ぐぐっと景色に引き寄せられます。
カーテンを開けると、ゴルフコース越しに浅間山を臨める絶景!
窓はFIXガラスなので、まさに絵。これぞ、ピクチャーウィンドウ。
音や風がない風景は、時間の感覚が無くなって、池で鳥が遊ぶ様子などをぼーーっと眺めてしまいます。
窓脇にあるオペレーターをくるくる回すと、窓上の格子から風や音が流れ込んでくる。廊下側のルーバーの扉を閉めたまま、鉄の扉を開け放すと、すーーーっと風の通り道ができる。ガラスの壁で無音無風だった室内が、一気に風景に溶ける。
ライブラリーでは軽井沢に関連する蔵書とともに、ビールやワインを。
部屋からの景色とは違って、木立の中にいる気分。
プランでは、客室とパブリックの機能を明快に分けてあるのだが、客室棟の階段からパブリック棟のレストランがちらっと見えるのも、緩く分節する配慮に感じる。
「間」の心地よさが随所に散りばめられている建築でした。
福井
『福井典子の家』ーあたりまえを磨く滋味深い家ー
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