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一級建築士学科試験に限らず学びに天狗はご法度…わかっているつもり止まり

 受験回数を重ね、合格基準点まで、あと一歩という力がついてくると、合格できない自分に対するマイナスイメージの反対側に、ある程度はできるという自負も芽生えてくるのは自然なことだと思います。
 しかし、この自負によって、基本から学び直してみるという、最も大事な謙虚さを忘れがちになります。
 そんなことはわかっている。そこは十分理解できている。この自負が、実は、わかっているつもり止まりであって、理解できているつもり止まりであったら、自負の周辺に、合格基準点にあと一歩届かない弱点が潜んでしまうものです。
 わかっていると思うことについても、謙虚な気持ちで学び直してみることで、わかっていたはずのことが、わかっていたつもりに過ぎず、実は、よくわかっていなかったということに気づくこともできるでしょう。
 初受験者に強みがあるとしたら、自負のない分、謙虚な気持ちで学んでいけることではないでしょうか。
 初受験者であろうと、複数回受験者であろうと、学ぶことに謙虚でなければ、吸収できたはずのことも、みすみす逃してしまうことがあります。
 学ぶことは、知識を増やしていくと同時に、自分の無知を確認し続けることでもあると思っています。


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