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発注者として建築に携わるサラリーマン12年目/一級建築士/3児の父親 自分の経験を伝え…

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発注者として建築に携わるサラリーマン12年目/一級建築士/3児の父親 自分の経験を伝えることで誰かの役に立てないかと考え、■これから社会に出ていく建築学生/■社会人になって数年の若手に向けて情報を提供していきたいと思います。

最近の記事

建築設備士1次試験総括【費用から勉強スケジュールまで】

前回、乞うご期待ください!と言ってから4か月も経ってしまい、建築設備士の1次試験が先日終わってしまいました。 その結果は以下の通りです。 ●建築一般知識 23/27点 ●建築法規 18/19点 ●建築設備 44/60点 合計 84点 総合資格の即日採点サービスの結果ですが、基準点が70点なのでおそらく大丈夫でしょう! ということで、いろいろ試したことが合格ということで実証できたので、建築設備士について総括していきたいと思います。 建築設備士1次試験合格までにかかった

    • 建築設備士を受験します!

      こんにちは、kinaです。 やっぱり人間は常に何かを学んでないといけないと思うのです。 今年は建築設備士を受験することにしました。 前々から気にはなっていたこの資格。 一級建築士持ってるのに必要なの? 建築設備士になってもできるのはアドバイスだけだよね? 難易度の割に報われないのでは…? 設備一級建築士のほうが有用じゃない? そもそも勉強した内容って使えるの? などなどこれまで疑問はいろいろあったのですが、 やっぱり実務上、一級建築士の知識だけでは設備の奥深い世界は理解

      • まちづくりを志すあなたへ

        前回の更新からだいぶ間が空いてしまいました。 年が明けて建築業界の就職活動も本格化し、 これから面接を控えているという方も多いのではないでしょうか? その中には、ディベロッパーや、大手ゼネコン、鉄道会社が掲げる「まちづくり」というワードに惹かれて、「まちづくりを仕事にしたい」「まちづくりに携わりたい」という志を持っている方も多いと思います。 そんな方にお節介ながら一言お伝えさせて頂きます。 それは… 「まちづくり」なんて仕事はない‼︎ ということです。 どういうことか

        • 【建築就活】面接の心構え~建築を生業とするために必要な素養とは?~

          リクルーターでの経験を踏まえ、主に建築学生に向けて就活のTipsをお伝えしています。 久々の更新となってしまいましたが、前回エントリーシートの書き方について語ったので、今回は「面接の心構え」について解説していきます。 建築学生に、というのを主なターゲットにしていますが、今回は建築に限らず、割と普遍的なお話をします。 面接はロールプレイング面接は、一部の奇をてらった企業を除き、 基本的にはエントリーシートに書かれた内容に沿って進んでいきます。 エントリーシートで問われて

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          【建築就活】ESの書き方

          kinaです。建築業界で働く筆者がリクルーターを担当した経験を通して、就活のポイントをお伝えします。 今回はもうすぐ始まるES(エントリーシート)についてです。 エントリーシートの質問は3種類しかありませんいろいろ趣向を凝らした質問にぶちあたる可能性があるかもしれませんが、最終的には以下の3つのどれかに行き着きます。 ①志望理由 ②入社したらやりたいこと ③学生時代に力を入れたこと 採用する企業がもっとも怖れていることは、採用した学生が早々に離職してしまうことです。

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          社会人10年目にしてnoteを始めた理由|自己紹介

          これまで数件のnoteを投稿してきましたが、自分自身のnoteへのモチベーション確認のため、また自己紹介を兼ねて、記しておきたいと思います。 簡単な経歴大学院まで建築で都市計画を専攻しました。その後、発注者・事業者として建築に携わる企業に新卒で入社し、10年が経ちました。 入社以来、大小様々な仕事に関わり、「自分がやった!」と思えるようなプロジェクトにもいくつか携わることができたと思っています。 アトリエ系や独立でもしない限りなかなか「自分の作品」と呼べるようなものが実

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          【実例】1級建築士に一発合格するマイルストーンの置き方〈学科試験編〉

          この記事を読んでほしい人は以下のような方です。 ・来年の7月に本気で合格したい人 ・1級建築士を取得するために具体的な勉強方法を知りたい人 このような方のために筆者の経験を踏まえて、 どこよりも詳しく・具体的な勉強方法をお伝えします。 実際、私はこれを実践して一発合格できました。 1級建築士試験の概要1級建築士の試験内容をよく知らないという方のために、一応試験概要を貼っておきます。 出題科目、出題数等 建築技術教育普及センターホームページ (jaeic.or.jp)

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          〔建築業界〕発注者ってなにするの?

          以前、建築業界には突き詰めると「発注者」と「請負者」の2種類しかないという話をしました。 では、その発注者とは何者で、発注者として建築に携わるとはどういうことなのか、お話ししたいと思います。 この記事を読んでほしい人 ・就職活動をこれから始めようと考えている、または今真っ只中にあるという建築学生 ・建築における発注者という関わり方がイメージできない人 ・設計会社やゼネコンに就職したけど、何か自分のやりたいことと少し違うと違和感を持っている人 発注者の仕事=プロジェクトマ

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          〔建築就活〕インターンシップって行ったほうがいい?

          夏期インターンシップが終わり、これから就職活動が本格化してくるこの時期。建築学生のなかには、冬期インターンシップに参加したほうがいいのか悩んでいる方も多いのではないかと思います。 現在働いている企業でリクルーターを5,6年していた筆者が、インターンシップは参加すべきかお伝えします。 建築業界の就活の特徴をおさらいインターンシップに行くべきかをお話しする前に、建築業界の就活について簡単に触れておきたいと思います。 就活のニュースというと、 ・視野を拡げるため様々な会社を

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          1級建築士って実際どうなの?企業で働くうえでの必要性を解説します。

          企業で働くうえで1級建築士ってどれほど必要なのか? 取るのは大変そうだし、学校に通うならお金もかかりそうだし、そうまでして取る必要あるの? そう思っている方は多いのではないでしょうか。 企業で働きながら1級建築士を取得した筆者が、実際のところどうなのかお伝えします。 1級建築士は「足の裏の米粒」建築業界では有名な言葉です。「足の裏の米粒」。 言い得て妙というか、最初にこの言葉で表現した人はすごいですね。 これがまさに1級建築士という資格です。 ■取っても食べられない理由

          1級建築士って実際どうなの?企業で働くうえでの必要性を解説します。

          【建築学生・就活】突き詰めると建築の仕事は2種類しかないというお話

          建築職として企業で働き、リクルーターを経験した立場から、大学ではあまり教えてくれない情報を建築学生向けにお伝えしています。 今回は、これから建築を生業にしていこうと考えてる皆さんに、これだけは知っておいてもらいたい建築業界の全体像をお話しします。 1.建築の仕事は2つ -それは「発注者」か「請負者」か初めに結論を言ってしまうと、建築を生業にする際に押さえておいてもらいたい全体像は、  ・「発注者」として建築に携わるか  ・「請負者」として建築に携わるか この2つしかない

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