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【読書メモ66】「あたりまえを疑え。」を読んで

2020年は、かつてないほど多くのことが変わりました。

仕事のやり方はオンラインが中心になり、人と直接会って話をする機会は激減しました。

生活環境やライフスタイルも変わりました。
個人的には、引っ越しをして生活拠点を変えたこと、生活のクオリティを上げるために家具・家電を変えるなどをしました。
また、移動時間がなくなったことで食事に掛ける時間を増やすなど、一つ一つの物事に掛ける時間を増やし、質と満足度を上げるようにしました。

このような状況なので、これまでと同じやり方が、これからも正しいとは限りません。
どんなことでも、いまの状況にあったやり方は何かを考え続ける必要があります。

そのような考えを強化するために、今回はこちらの本を読みました。

あたりまえを疑え。 自己実現できる働き方のヒント

https://www.amazon.co.jp/dp/4860087925/

学び・気づきを得たこと

自分の働く価値を再定義するには、「ゼロを1にする」ための仕事にどれだけの時間が割けるのかを突き詰めることがきっかけになるでしょう。

それは、何者にも邪魔されずにひとりで考える時間かもしれないし、いろいろな価値観を持つ人と考えをぶつけ合う時間もあり得るでしょう。
p28

ひとりで考える時間は、これまでも意識的に確保することができていましたた。
たまたまですが、昨年の終盤ごろ、そういった時間でまとめた私の考えを他の人にぶつけてみたことがありました。
そうすると、賛成や別の意見を得られたり、協力してもらえるようになったりと物事が前に進んだことが何度かありました。

これからは、このように価値観が違う人と考えをぶつけ合う時間も作っていきます。

結局のところ、プレゼンを成功させるには、先に書いた「聞き手はどうすればハッピーになるのか」を突き詰め、それをいかに「言語化」できるかにかかっています。
p121

筆者は、プレゼンの目的とは聞いた人がよろこんで行動することだと言っています。

スピーチ・発表などで、自分が話したいことだけで終わっているケースはよく見ます。
特に、節目での結果や成果を発表する場では、そうなってしまうことが多いでしょう。

事実を関係者に伝えることは重要ですが、せっかくの発表の場で、単なる情報共有で終わってしまうのはもったいないです。

こちらが話したいことを話すだけでなく、相手が聞きたいことは何なのか、これからどんなふうに行動してほしいかも考えて、コンテンツを作っていきます。

みんながパソコンを買いはじめて使うようになったとき、幸運にも僕の立場が相対的に上がったのです。業界ではあいかわらずビリのいち。でも、ITを知ったばかりの大多数の人からすれば「この人はなんてコンピュータに詳しいんだ!」という評価に変わったのです。
p148

私は管理職ですが、現場のプロジェクトなど売上に直接つながるような業務には携わっていません。
そういう意味では、私の直接の顧客は存在しません。

私自身の価値を上げようと考えるとき、「私の顧客は誰だろう?」といつも考えます。
これまでは、上司であったり、部下であったり、横のつながりである他部署が顧客だと考えていました。
ただ、この顧客の範囲でやれることの限界を感じることもありました。

この引用部分を読んだときに、私の顧客の範囲を広げられる可能性を感じました。
これまで自分が直面したような問題と、同じような問題で悩んでいる人は必ずいるはず。

そのような人を顧客と考え、その人たちにどうやったら価値を提供できるかも考えて行動していきます。

これからやること

・考えるための3フェーズのうち、①だけでなく②と③も実践する
 【考えるための3フェーズ】
  ①ひとりの時間をつくり、自分で考えを熟成させる
  ②ディスカッションで、多様な人たちと考えを交換する
  ③信頼できる誰かに話しながら、考えを構築・検証する
・プレゼンのコンテンツは聞き手の目線で考える
・自分が経験した問題と、どうやって解決したかを整理する

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