見出し画像

#43 保険の考え方④(死亡保障について)

いつもありがとうございます。波瀾万丈の第一四半期を乗り越えて、4月もがんばっていきたいと思います。よろしくお願いします。

定期的にアウトプットすること、更新を続けていく事に着実に慣れてきました。“量”を担保したら、次は“質”ですね。4月の課題に据えたいと思います。

せっかく更新していたところ、きちんと保存していなかった為、文章が消えてしまった。。今日中の投稿は間に合うのか、余裕で間に合わせた。ありがとうございます。

今回は定期更新の4回目。【5】保険を考える際のポイント、6つのリスクについて。分量が多くなったので、今回は①死亡保障について。次回②・③と続けていこうと思います。

死亡保障のお話。最近ネットで発信されている方の意見を見ていると、保険は掛け捨ての死亡保険を最低限で、という事が思考停止気味に使われている、と感じる。

自分たちの家族状況・環境だといつまで・いくらの保障が必要になるのか理解しているのかな?大丈夫かな?と不安に思う。※おそらく会社事務所にやってくるような外交員のお姉様方や、保険販売を始めた友人から安易に加入するなよ、という戒めだと思っている。


【5】自分たちはどこに着目すべきか?【自分たちで考える事の重要性】①死亡について:一口に死んだとき、といっても自分が準備したい内容によって考え方がまったく異なる。

●生活費:遺族年金を踏まえた計算方法

死んだら1,000万円残せばよい?いや3,000万円必要?それをどう考えればいいのか、ステップをお伝えします。

1. まずは家族の1か月の生活費を把握する事からスタート。一定期間(お子様が大きくなるまで、年金受給までetc.)は、稼ぎ頭がいなくなっても生活水準を大きく落とさず生活出来るようにする目的。

2. いつまで保障必要なのかを考える。お子さんがいる家庭は独立するまで?パートナーが年金もらえるようになるまで?

3. 遺族年金の額を把握する。末子18歳までの期間、お勤め状況・お子様人数でもらえる金額が変わる。

4. 稼ぎ頭のパートナーの収入状況および生活環境を確認する。こども小さい間は働きづらい?おじいちゃんおばあちゃん頼れる環境か?

この辺りを個々人の状況で確認する。計算式にすると以下の感じ。

1. 生活費−3. 遺族年金−4. 外部要因
=不足額×12か月×2. 必要年数=必要保障額

例)生活費30万円、現在3歳のお子様が22歳まで(=19年間)、会社員・お子様2人のご家庭→おおよそ13万円/月の遺族年金受給、パートナーは働いて10万円確保可能
→(30万円-13万円ー10万円)×12か月×19年=1,596万円

上記の1,596万円を、掛け捨て保障?積立保障?何らかの方法で準備する。掛け捨て保障であれば収入保障保険、積立保障は変額保険(投資信託&死亡保険といった内容)をご案内する事が多い。


・こども教育資金:いつまでに・いくら貯めるべき?【学資保険はおすすめしない】

教育資金の準備について、高校卒業までは収入範囲で対応。大学は一気に費用がかさむ。私立4年通うとどれくらい費用がかかるのか?およそ600万弱と言われている。(自分のことはさておいて、今なら大学行くなら自分の金で行きなさい、という気持ちがあったりはする。)

このお金を、親が負担してあげるのかこどもが準備するのか。まずそこからスタート。親が準備するならば、こどもが生まれてすぐにコツコツ準備スタートするのがポイント。

600万を大学進学18歳タイミングで貯め切る場合、銀行で貯める、運用で貯める、この2つで大きく積み立て方が変化してくる。

●銀行で貯めると、18歳まで28,000円/月を貯める。
●28,000円で年利3%の複利運用した場合、15歳になるまでに貯め終わる。
●年利3%の複利運用だと18歳まで22,000円/月を貯める。

利息を上手に使うと、目標金額を余裕を持ってクリア出来る。つみたてNISAやジュニアNISAの活用でも十分。ただし”絶対に生きて貯め切る事”が条件。万が一あなたが死んでしまった時でも、教育資金が確保できるように死亡保険を活用するのは吉。

ただし学資保険は悪手。万が一の際に支払いストップ・満額引き出せるようになるのが良い点。悪い点は18歳まで引き出せない事、300万貯めたとして増えるのは5,6万円。18年運用してたった6万の運用益。銀行よりはマシだが、知らずに入ってしまっているのはマズイ。

・葬儀費用:年代や生き方で金額がまったく変わる。なぜ保険で準備すると良いか。

人は必ず死ぬので、死んだ後にやってくる色々な整理に関わる資金準備は必要。葬儀代、で考えると高齢の方は費用が少なくて済むケース多い。友人が先に亡くなっていたり仕事関連の繋がりが少なったり。


逆にバリバリ仕事している人は仕事関係の人がわんさかやってきて、思っていたよりお金がかかったり。。なんて事も。家族葬で執り行うなど、自分の希望を家族に伝えてきちっと決めておくことが、保険うんぬんより重要な事。

保険で準備する事のメリットは、たとえば200万円の葬儀費用を準備する為に、トータル100万円の支払で済む、ということが出来る事。さらに保険金は相続人固有の財産となる事、スピーディに支払われる点が挙げられる。(預金口座が凍結されて困った、なんてあるある話を回避できる。)誰かに死んだ後の処理を任せる事になる人は、遅かれ早かれ準備しておくべき事。おススメは一括もしくは短期間で支払を終えてしまう事。

高齢の方がお葬式代を保険で、と相談に来られる事が多いが、メリットが薄い。死ぬまで払わないといけない、保険金額<支払金額となる・すなわち200万円もらうのに300万支払うなんてことが起こりうるから。

必ず起こる事だから前もって準備を終わらせておく。もしくは運用兼ねた積立型の保険(変額保険など)で準備する。


・相続対策:意外と抜けがち。病気やケガなんかよりお金がかかるケース多々あり。

財産(現金、有価証券、不動産など)が一定以上ある人は要注意項目。一定以上とは、【3,000万円+600万円×法定相続人数】を超える人。相続対策を考える上でのポイントは三つ。

【争う相続準備】【節税準備】【納税資金準備】生命保険はこの三つを上手に兼ね備える事が出来る。

【争う相続準備→受取人固有の財産となる為、取り分でもめる事なし】

【節税準備→500万円×法定相続人数の金額が相続税の非課税対象となる。現金で500万置いておく・死亡保険500万にしておくと、相続税が数十万円単位で軽減できる】

【納税資金準備→相続財産に不動産が多い場合、相続税で数百万円となる可能性あり。現金不足にならないよう、税金分は自分が死んだら相続人に残せるよう準備しておくと吉】


けっこう入り組んだ内容になりました。もっと分かりやすく表現できるよう精進します。あと3回ほど回数を重ねて書き切りたいと思います。引き続き宜しくお願いいたします。

今日もよい1日になりました!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?