食事は楽しく
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私は給食嫌いな子どもでした。とにかく野菜が大嫌い。昔は残さず食べるのを良しとする風潮があり、それこそ吐きそうになりながら食べた記憶があります。
今は嫌いなもの無理やり食べさせたり、給食の時間が終わってもいつまでも席に残して食べさせる、なんてことはなくなったみたいですね。
感覚過敏の子どもの中には、一定の食感が苦手な子どもがいます。柔らかいものが嫌だったり、逆に噛みごたえのあるものが嫌いだったり…。
なんとか慣れてほしいな、食べられるようになってほしいなと思う時、ほんの小さな小さなかけらを一粒だけ食べさせて、それで良しとする方法があります。食感が嫌いでも味は好き、という場合もありますし…。
毎回少しづつ、ほんの小さなかけらでも食べられたら大いに褒めてあげて、決して無理強いせずに進めていきます。この時、味も食感もわからないくらい小さくしても大丈夫。食べられた、そして褒められた、という気持ちを重視して、少しずつ粒を大きくしていけばよいのです。
焦って無理やり食べさせてしまうと、食べ物の好き嫌いよりも『嫌なのに無理強いさせられた』という嫌悪感が強く残ってしまい、偏食を長引かせることになります。
あまりにも苦手な食感または味だった場合は吐き出すことも容認しましょう。食べ物を口から出すこともはマナー的にも衛生的にも好ましくないことです。けれど普段吐き出すことを禁じられていると例えば喉に食べ物が詰まり窒息しそうになっても吐き出すことが出来なくなる危険性があります。自閉症スペクトラム児は臨機応変が苦手です。「食べ物を吐き出したら駄目」と一旦学んでしまうとどんな状況でも飲み込まなくては、と考えてしまい、結果喉に詰まっても、息が苦しくなっても食べ物を吐き出すという選択肢を思いつかない可能性があるのです。
吐き出すことさえ「学習」です。
食事に関しては量の多い少ないだけでなく、質(?)に関しても最近は情報が多い。マクロビ食が良いとかグルテンフリーが良いとか、、、。甘いものを禁止とするお医者様もいるそうです。
そんな話もまた今度。
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