あまみさな

紆余曲折ありまして、もう久しく療育の現場に身を置いています。現場で出会った子どもたちや…

あまみさな

紆余曲折ありまして、もう久しく療育の現場に身を置いています。現場で出会った子どもたちやその家族とのエピソード、親御さんによく聞かれる質問や私なりの解答などをつれづれなるままに書き留めたいと思います。

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療育、やってます

 はじめまして。  紆余曲折ありまして、かなり前から療育の現場で奮闘中。紆余曲折のいきさつもおいおい書いていきたいと思います。  障害があると言っても、子どもたちは皆それぞれ個性的でとってもカラフル。黒でもなく、白でもなく、もちろんグレーでもない。  現場で感じるあれやこれや、親御さんたちによく聞かれる質問の内容、私なりの答え、、、などなど、つれづれなるままに書いていく所存。  もし、自分の子どもが発達障害だったら? 自閉症スペクトラムって? 視覚支援ってよく聞くけど、実

    • 告知‼️

       ご訪問ありがとうございます。 緊急告知です。 #宣伝、とも言う  時々noteでも紹介しているビジョントレーニングの初級講座が、東京新宿で開催される事となりました。  わずかではありますが、まだ残席あるようです。 ご興味ありましたら、2月23日にぜひ新宿でお会いしたいです。  コロナで自宅待機が続いていたときに、 「コロナが明けたときに、療育の現場で活かせる知識を今少しでも多く身につけておきたい」 そう思って、支援に役立ちそうな講義をいくつか受けていた中の1つがこの『ビ

      • おっ○いに手が伸びてきた話 

         ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。   なんだか意味深なタイトルを付けてしまいました。 大真面目な話なのですが。  私の体型は一言でいうと 「薄っぺらい」 です。 #いきなり何を言い出すかと思えば  少年のようなうっすーい体つきで、これも若い時ならば多少の可愛らしさもありますが、ある程度年を重ねてくると貧相でしかなく、鶏ガラのような首筋に一喜一憂しております。  そんな私の胸元にすーっと手が伸びてきた、という話。痴漢じゃないですよ、小

        • 今、何が必要か

           一年の始まりに重すぎる災害が起こりました。 『令和6年能登半島地震』  職業柄か、まず考えてしまうのが障害を持つ子どもたちとその家族はどうしているんだろう?という事。  以前、非常事態に命を守ることを最優先できない子ども(大人も)がいることを書きました。  頻回に大きな揺れを感じたら、大人だってパニックになります。子どもなら、ましてや障害を持つ子どもたちの恐怖はいかほどだろうと胸が痛みます。  いつもと同じ日常が何よりの安心感につながる彼らにとって、避難所での生活は恐

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          今頃どうしているかな

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  以前わたしが受け持っていた子に知的な障害のまったくない子がいました。 #むしろ賢い  おしゃべりもとても上手で不器用さもみられない。多動傾向もありません。一見、どこに発達に関しての凸凹があるのかな?と思うけれど、保育園では毎年クラス替えのたびにパニック。一週間くらい新しいクラスに入れないので自閉的な傾向があるのは知ってました。大きな行事も苦手。ただ、これらは多分あらかじめスケジュールを用意して(簡単な

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          あえて、ネガティブを推してみた

           ご訪問ありがとうございます。  療育の世界で仕事をしており、最近はビジョントレーナーとしても活動しています。  こちら↓。  私は基本ポジティブな人間です。失敗や間違いもすぐに忘れて立ち直ります。周りは大変かもしれませんが、お構いなしに本人は笑っているので、たまに怒られます。 #たまにじゃないな。しょっちゅう怒られてるな  いろんなメディアで「ネガティブ」はバッシングされている印象。  落ち込んでいても何も変わらないとか、ため息を付くと幸せが逃げる、とか、、、。言葉は「

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          いざ、運動会!

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  運動会の季節ですね。コロナ中は運動会が中止になったり縮小されたりしましたが、今年はやっとコロナ前の規模で開催する園や小学校も多いみたいです。  さてさて、いつもと違う雰囲気が苦手な発達凸凹ちゃんにとって、沢山の人達が見に来る運動会はちょっとハードルが高い、、、かも。  いつもと違う雰囲気に刺激されていつもよりハイテンションになってしまう子もいるかな。 お父さんお母さんにしてみたら、かけっこやダンスで

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          子どもだって怒られたくないはず

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。    中学生や高校生の頃 『あぁ、これはわざと相手(先生)を怒らせようとしてこういう態度をとってるな』 と思うクラスメイトがいた。反抗的な態度、目つき、わざと机を揺らしたり、筆箱を音を立てて落としたり、、、。  大人に反抗したくてたまらない時期ってあるのだと思う。いわゆる思春期。 #私もかなり生意気でした  が、未就学児、小学校低学年で「わざと怒らせる」ってあるかな?ない、、、よね。ないと思う。  それ

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          努力をしない勇気

           ご訪問ありがとうございます。初めまして、の方はこちらもどうぞ↓。  Voicyという音声メディアを聴いています。  フォローしているのは、以前noteでも紹介したさおりさん、ちきりんさん、Dr.ヒロさん、キングコング西野さんなどなど。 #西野さんの最新刊「夢と金」オススメですよ  税理士の大河内薫先生のVoicyもほぼ毎日聴いています。日本人のマネーリテラシーの向上を目指して、日々奮闘してらっしゃる。  全国(海外まで⁉︎)の学校に出向いて子どもたちにお金の知識、考え方

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          「落ち着いて!」と言う前に出来ることがある

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  ABAのセラピストとして働くかたわら、フリーのビジョントレーナーとしても活動しています。  先日トレーニングをしていて 『なるほどな』 と思うことがあったので、本日はそんな話を。 #思い当たるお子さんも多いハズ  ビジョン(視覚)とはいわゆる視力のことではありません。  両目の筋力のバランスや視野範囲、両目を同時に動かせているか、はたまた目と手、目と体とのチームワークは取れているかどうか、などなど「

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          おっちょこちょいは治る?治らない?

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  小さころから 「おっちょこちょいだね〜」 と言われ続けてきました。自分でも相当なおっちょこちょいだと思います。  で、先日仕事でスーパーバイザーとしてお世話になっている方に 「モロー反射(原始反射の1つ)残ってるかもよ」 と冗談交じりに言われました。 「えっ!?どうゆうこと???」 ・ ・  原始反射とは、ヒトが胎内にいるときから産まれてきてしばらくの間持ち合わせている、いわば「生き延びるための本能

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          「祭」だよ! そらとぶペンギンコンサート

           以前noteで紹介したことのある「そらとぶペンギンコンサート」。  こちら↓  その後も毎月精力的にコンサートを開催してます。  そして今回はなんと「盆踊り」!! #生演奏で盆踊りなんて経験ある!?  2023年8月5日(土曜日)午前10時半から開演です(開場は10時)。  場所は東京、下北沢。お近くの方はぜひ。 ・ ・ ・ 「そらとぶペンギン」の名前の由来は、りゅうちゃんという障害を持つ男の子が主人公の絵本。この絵本の出版を記念して第1回目のコンサートが開かれま

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          ママ友にはかなわない

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  最近ママ友という言葉はマイナスに使われている方が多いのかな?という印象なのですが、そんなに悪いものでもないし、むしろママ友にはかなわない!というお話。 ・ ・  小学校の教師をしている友人から聞いた話。 支援級の担任をしている彼女のクラスのお母さんがうつ病になってしまったことがあったそうです。  子どもを入浴させることも出来なくなり、家はゴミ屋敷のよう。お父さんともうまくいかなくなり別居状態。  

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          あまのじゃく、は発達の問題!?   〜実践編〜

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  前回、あまのじゃくって発達の問題が絡んでいるかもよ、なお話をしました。  神経系の発達においてとても重要なものの1つが「触覚」であること。その中の「防衛反応」の働きが色濃く出てしまうと、親子のスキンシップさえうまく取れず、愛着の形成に歪みが出てしまうこともある、という事をお伝えしました。  それと同時に、共感性などの社会性の土台が築きにくくなるため、結果「あまのじゃく」に見えてしまうのかもしれませんよ

          あまのじゃく、は発達の問題!?   〜実践編〜

          あまのじゃく、は発達の問題!?   〜理論編〜

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  あまのじゃくは発達の問題が絡んでる、かも。なんて書くとちょっと怪しい感じがしますかね?  今流行りのなんでも発達障害のせいにするエセな療育者の発言みたい⁉︎と思いつつ書いてます。  決して決してそんなつもりじゃないのですが、お読みになった後、 「やっぱりエセじゃん!」 と感じてしまったらご一報を。猛省します。 #それだけ? ・ ・  「感覚統合」とは療育の世界でよく聞く言葉。感覚は積み木を積むように

          あまのじゃく、は発達の問題!?   〜理論編〜

          世の中を斜めに見たい時もあり

           ご訪問ありがとうございます。はじめまして、の方はこちら↓もどうぞ。  先日、某有名私立小学校の元校長先生のお話を聞く機会がありました。  「これからの教育は『非認知能力』を高めることがとっても重要である」 とのこと。  非認知能力とは、 ○ コミュニケーション力 ○ 知性・教養 ○ 創造力 ○ 新しい学力(リーダーシップや忍耐力などなど) いわゆる点数化出来ない能力のことです。  例えば、コミュニケーション力をつけるには子供の話を「後回しにしない」「先回りしない」ことが

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