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『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』

おはようございます。
毎日編み物をしながら暮らしたいアランアミです。

昨日の編み物🧶

袖をせっせと編んでいる

先日、平日休みの娘と六本木の森美術館に行ってきました。
今日はその感想です。

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『地球がまわる音を聴く:パンデミック以降のウェルビーイング』

森美術館で開催されている現代アートの展覧会に行ってきました。

五感で感じる展覧会でした。
具体的にどんな作品が展示されているの?と思った方はHPをチェックしてみてください。
言葉で説明するのが難しいけれど、作品を見ると言葉での説明が欲しくなる不思議。

「におい」は強い

ヴォルフガング・ライブの《べつのどこかでー確かさの部屋》は作品の中に入ることができます。

1人ずつとのことっだったので娘に先に入ってもらいました。
出てきた娘にスタッフの人が「どんな匂いがした?」と尋ねると
「お菓子のにおい!」
と元気よく答えていました。

作品内部には蜜蝋が塗られていたのです。

会場内をぐるっと回り、出口も近づいたころのまた「におい」と出会いました。

モンティエン・ブンマーの《自然の呼吸:アロカヤサラ》は金属製の箱にタイの伝統医学で使われる薬草が入っています。

美術館という音も視覚も整えられた空間で突然やってくる「におい」は刺激的です。

娘も「また何かにおいがする!」と興味深々でした。

「パンデミック以降のウェルビーイング」って何だろう

「ウェルビーイング」って何だろうと思いながら展示を見て回りました。
それぞれ個性的な作品。
1つのテーマに合わせてキュレーションされているけれど、その真意がよく分からない。
帰宅後も「なんだろうなぁ」と考えながら過ごしていました。

作品の中には娘が「きれい!」「面白い!」といって近寄っていくものもあれば、「ここは怖い」「なんかいや」と言って避けるものもありました。

生活の中には快も不快もあってそれを感じ取れることが「ウェルビーイング」なのかなと思いました。

スマホの画面だけでは感じ取れない圧倒感や作品に包まれているような抱擁感がありました。

そう思った時に展覧会タイトルの『地球のまわる音を聴く』がストンと胸に落ちてきました。

ちなみにこのタイトルはオノ・ヨーコのインストラクション・アートから引用しているそうです。
娘にオノ・ヨーコはビートルズのジョン・レノンの奥さんだよ、と教えたら「どんな人?」と聞き返されました。
どんな人か私もよく分からない。
今回の展示では《グレープフルーツ》というテキストアートが紹介されていて興味を惹かれたので彼女のことを調べてみようと思いました。

作家名・作品名:ツァイ・チャウエイ(蔡佳葳) 《子宮とダイヤモンド》、《5人の空のダンサー》

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。


娘が1番気に入っていた作品です。
キラキラしていて神秘的でした。

私はヴォルフガング・ライブの《ミルクストーン》という作品が1番好きです。
大理石に表面張力で牛乳が乗っている作品で優しい緊張感がクセになる。

今回の展覧会は触れる位置に作品が置いてあるものが多いので、走り回っちゃう・何でも触っちゃうタイプのお子さんと見て回るのは難しいかなと思いました。

小学生の娘は楽しんだらしく、帰ってからも「みてみて〜、暇つぶし〜」と言いながらギド・ファン・デア・ウェルヴェの映像作品の真似っこをしていました。

現代アートはよくわからない。
よくわからないからこそ子どもと見ると面白いと思うのでした。


ではでは、良い1日を〜

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