荒浪

はじめまして。バツイチと未亡人を経験したアラフィフの荒浪です。なんとなく文字にしたいな…

荒浪

はじめまして。バツイチと未亡人を経験したアラフィフの荒浪です。なんとなく文字にしたいなーという感情からnote始めてみました。

最近の記事

ラップに金のコインネックレス【短編小説ノンフィクション】

今度の彼氏は初めての年下だ。 肉体労働系の仕事をしているらしくガタイが良く、よく日焼けした筋肉質の胸元には金のコインネックレスをしている。 「今、家の近くまできてるから」といって彼は車で片道1時間の距離を私のところに会いに来る。 「え!今日も!?」 これで三日連夜だった。慌てて家を飛び出し、ハザードを焚いてる彼の四輪駆動の車へ向かう。 ドアを開けると、最新のラップmusicが重低音を効かせて鳴り響いていた。 「ごめん!すごく会いたくなって来てしまった」こぼれおちる

    • 晴れの秋空

      • あなたは恋愛重視型?結婚重視型?上手くにやっていくには…

        noteでは、あえてアラフィフになったからよく解ることをお伝えしよう。 大人の恋愛事情になると、恋愛重視型と結婚重視型があると思う。 恋愛重視型は、相手の生まれや年収、仕事などより好きという感情を大事に交際するタイプ。 結婚重視型は、逆で相手の生まれや年収、仕事を重視し、自分に引け目ないか、周りの目も意識して交際するタイプ。 ざっくり分けたら一見、結婚重視型は汚くて冷酷でプライドが高そうにもみえるが、自分と同じ考えの人と出逢うと長続きできる。何といっても離婚危機が訪れ

        • 友達100人できなくて良い

          友達100人できるかな~♪という歌がある。私はこの歌は身の毛もよだつぐらい嫌いだ。 知り合い100人はいても友達100人はどう考えてもおかしい。 そのあとの100人じゃ足らないな♪は、なんて強欲なんだ。とまで思ってしまう。 50年近く生きてきたが、友人と呼べる人間は5人いるかな? 親友っていたっけ?知り合いは5人以上はいるけど。あと、友人と仕事仲間は別。と細部に渡って住み分けが必要だ。一括して友人とは絶対に言いたくないし、向こうもそう思っていると思っている。 ある日、

        ラップに金のコインネックレス【短編小説ノンフィクション】

          彼が残した夏の思い出

          夏の思い出、それは海上花火大会。 朝から行きつけの美容室で髪を結ってもらい、昼からは着付けの先生が来て、彼が選んだ浴衣を着つけてもらう。 着付けが終わると駅へ向かい、コンビニでつまみとビールを買い出しし、電車で会場へ急ぐ。 夕方のきつい西日落ちの暑さの中で、ぬるい風をうちわで仰ぐと、 海の方向からテスト音が聞こえ始めた。 会場席に着いたら、色とりどりのカップルの浴衣の中で、スマホを自撮りに変えて、「今年も花火が見れたね」と肩を寄せて撮る。 海風で浴衣についた汗が乾

          彼が残した夏の思い出

          自称男っぽいという女性は…

          どういうのが男っぽいのがよくわからないことが多い。 と思うのは私だけであろうか? 本人が言いたいことは、自分は小さいことを気にしない、大らかな性格といいたいのかな?と思うのだが、こちらから見て全くそんなことは感じないし、むしろ反対に見える人も少なくない。 きっとこの表現は、男性がよく言う「俺は昔ワルだった。」のノリに似ているのかもしれない。 ワル=アウトロー=カッコイイ みたいな感じなのであろう。 実際ワルだった男性が、自分のことをワルだったと正々堂々ということは少

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          父の面影の記憶

          荒浪の父はギャンブラーだった。お酒を飲まない代わりに競馬、パチンコ、麻雀は少々。なのであまり家庭的な父親ではなかった。 私と姉は父と母との言い合いをみて、家庭のあたたかさというのを知らずに育った。なので、私達は「父のようなタイプじゃない男が良い」というのが理想になっていた。 父は若い頃は非常にモテたらしく、顔立ちは少し彫りが深くほっそりした人だった。なので、私と姉は交際相手を選ぶとき、自然とその手の顔立ちは避けて男性を選んできた。 それから姉に子供が生まれ、その子は、と

          父の面影の記憶

          アプリ恋愛

          「私、やっぱりアプリ恋愛向いていないです。」 と30代の友人Mちゃんは語った。 どうやら最近アプリで出逢った男性とお別れしたとのこと。Mちゃんはここ3年ほど彼氏無しが続き、コロナ禍になり、ますます出逢いが無くなってしまい、友人のお薦めでアプリ恋愛デビューをしたらしい。 彼女が言うには、今まで普段の暮らしの中で好きな男性が現れて、恋愛してきた自分からして、やはり違和感がある。と、二人でそんな話になった。 アプリは確かに便利は便利だ。自分に合いそうな人も見つけてくれるし。

          アプリ恋愛