アプリ恋愛
「私、やっぱりアプリ恋愛向いていないです。」
と30代の友人Mちゃんは語った。
どうやら最近アプリで出逢った男性とお別れしたとのこと。Mちゃんはここ3年ほど彼氏無しが続き、コロナ禍になり、ますます出逢いが無くなってしまい、友人のお薦めでアプリ恋愛デビューをしたらしい。
彼女が言うには、今まで普段の暮らしの中で好きな男性が現れて、恋愛してきた自分からして、やはり違和感がある。と、二人でそんな話になった。
アプリは確かに便利は便利だ。自分に合いそうな人も見つけてくれるし。ただ、逢ってみると
「なんか違う・・・」
50代のアナログ時代に育った私から聞くと、「そりゃそうよ!」となるが、現代の若い女子達では、アプリでしか付き合ったことがないという子達もいるらしい。
ちなみにMちゃんは美人なので、アプリで逢った男性はほぼお付き合いを求められるそうなのだが、(中にはイケメンもいる)残念ながらいまひとつ心が動かないという。
これはどういうことかと考えてみると…心が動かない=ときめかないという意味である。
では、恋愛で心がときめくってどういうことかと言うと、
ちょっとした仕草や、いつもと違う雰囲気、いつもと違う男性的(女性的)なところが垣間見えて、ぐんっとハートが動くということ。
こう言葉にしてみると、「いつもと違う」というワードは非常に大事だということがわかる。何故なら、アプリ恋愛というのは、出逢ってすぐに相手への異性としての採点が始まる。期待せず会うとはいえ、異性として会うという意識は必須になる。
だが、普段の暮らしから恋愛関係になった人というのは、最初は異性も意識せず、仕事仲間だったり、友人だったり、知ってる人だったりで…更にときめいてしまうと異性であったことにも点数が入る。
そう。点数の入り方が違うのだ。0からはじまるのか、100から始まるのか。
だが、こういう恋愛もめんどくさいということでアプリも発達したんだろう。どちらにも良さはある。
もしかしたら、Mちゃんがアプリで出逢った男性達も、普段の暮らしで出逢っていたら、付き合っていたかもしれないと考える今日この頃。
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