実写版かりあげクン：第１０話雑感

　栄養ドリンクで徹夜作業を乗り切る。この辺は昭和感が、しかし今だったらエナジードリンクでしょうな。

かりあげクン ｜ ＢＳ松竹東急

　しかし試作品の栄養ドリンクで完全に覚醒、って間違いなく危ない成分が入ってそうな。一応は合法なモノだろうけど、合法と言いつつ危ないのもありますからねぇ。どこから手に入れたんだか。
　翌日のプレゼンに向けて徹夜で残業、及び残業代を稼ぐためにあえて残業はいずれも原作ネタですね。後者はリアルでやったらまず間違いなく上からの雷が落ちてきそうな……しかし今の職場でも「昔は仕事量に関係なく交代制だったから、えらく少なかった時は稼業中に暇つぶししてたもんだ」なんて話をすでに辞められた大先輩から聴いた覚えが。そんな時代を生きてみたかったもんです。
　ちなみに前者のネタは「課長と同僚が残業するというので、かりあげが『よかったらどうぞ』と差し入れを置いていく。気が利くなと喜ぶ二人だったが、中身はなんと皮付きピーナッツ。『一度喰い始めたら止めらんねぇじゃねえか』『全くなんちゅーモノを差し入れしてくれたんだ』……」 
　相変わらずトンでもない案件をやってしまう行動力だけは凄いな。

　三話目はその続きの即興劇かと思いきや、まさかのドラマに。自分の実力はドリンクが無ければ発揮できないのか、本当の自分の実力とは何か？　と悩ませてあのオチ。鈴木くんにとっては受難だったが、いやいやお天道様はちゃんと見てますよ。これからはドリンクに頼らず必死に挑むであろう鈴木くんに幸あれ。
　一方で同僚の女子社員はドリングにハマっちゃったようですが、後が怖いぞ、これは。元気になりすぎて休むくらい、てことは飲んだ後の反動も相当なものになるはずですから。大丈夫かな？

　さて古川くんの恋とやらは、同僚とかそういうのではなく何とも困ってしまう話。確かにこういう一目惚れはどう対処したらいいのやら。後押しするのはいいけれど、どうやって想いを伝えるのか？　なんて自分も分かりません。でもこれって「修学旅行のバスガイドさんにめちゃくちゃ惚れた」のと似てるような。学生感覚に近いのか。そう考えると古川くん、大人びてるようで割とウブな性格なんでしょうかね。
　ちなみに恋の相手を演じてたのはこの方でした。

矢崎希菜 | サンズエンタテインメント

　そりゃ惚れるわな。