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『ゴジラ ー1.0』今後の興行成績はどうなる?

 『ゴジラ -1.0』。先の土日では映画動員ランキングで2週連続1位、そして興収21億円突破と好成績をマークしてます。嬉しい話です。

 では3週目以降はどうなるか? 記事内ではこうあります。

 あとは国産「ゴジラ」の前作である『シン・ゴジラ』(16)の最終成績にどこまで迫れるか。初週末こそ同作を上回ることに成功したが、『シン・ゴジラ』は公開2週目末の時点で動員145万人、興収21.5億円に達しており、いまのところ僅差で後塵を拝している。しかも同作の持続力は驚異的で、公開3週目に首位から陥落、公開5週目には『君の名は。』(16)が公開されながらも11週連続でベストテン圏内をキープ。最終興収は81.5億円だったので、首位から落ちて以降もかなりの興収を上げたことがわかる。

「ムービーウォーカープレス」より

 しかしシンゴジとマイナスワンでは状況にかなり差があります。そもそも公開時期が全く違うのです。

正念場は3週目(今週末)終了時(20日0:00)の興収金額で、シンゴジ3週目の33億を超えるか否か?が問題です。ちなみに、シンゴジの興収の推移は以下の通り。
・2週目/21億
・3週目/33億
・4週目/45億
・5週目/53億

 シンゴジの封切は7/29、つまり夏休み興行にあたります。そして2週目から3週目にかけてちょうどお盆休み期間だったため、作品によっては平日でも休日並のお客を動員出来るボーナスタイムに突入していたのです。その最中には、島本和彦さんのツイート(現・ポスト)がきっかけで実施された「発生可能上映イベント」も開催され、話題性には事欠きませんでした。これが非常に大きかったといえます。
 
 一方でマイナスワンは11/3公開で、秋から年末年始にかけての興行ですから、シンゴジのようなボーナスタイムがあまり無いのです。あえて挙げるなら11/23にかけての飛び石連休ですが、そのタイミングで大ヒット映画の続編『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』及び北野武監督の『首』が来るため、そちらに話題が移るのは十分予想できます。動員は増やせても流石にランキング首位の座は明け渡すかと。こればかりはしょうがない。

 ただ「話題性」で攻めるならチャンスがあります。
 ズバリ、北米公開時の成績です。

 マイナスワンはあちらのBox Officeで初登場何位になるか? 1000館以上の規模で公開されるゆえ、ここは絶対上位に食い込みたい。興行収入の数値も気になります。スクリーン数が倍なら日本の倍は稼きたいところ。ここで
「日本のゴジラ、全米を席巻!」
 という景気の良い話が作れれば、各種マスコミもそのゴジラ旋風を紹介せずにはいられないでしょう。ここで盛り返せればそのまま年末年始興行へと突入出来ます。シンゴジの81.5億とまではいかずとも、国内で50億の大台に乗れれば大健闘といえるでしょう。

 そうなってくれればなぁ、という願望入りの記事ですが、さあ、12/1-2の結果はどうなるやら?

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