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映画動員ランキングにオスカー獲得作品が返り咲き!

 土日の映画動員ランキングが面白い結果となった。

ゴジラがベスト5に返り咲いたのである。

 流石に『変な家』やドラえもん、ハイキュー!!には敵わなかったが、初登場の『デューン 砂の惑星PART2』を抑えての4位。なお同様の現象は宮崎駿監督『君たちはどう生きるか』でも起きており、こちらは

封切36周目にしてベスト10に返り咲いた。

 何だこれは。オスカー効果恐るべし、である。さらには海外吹替版も上映開始との話も。自分のクイズ仲間の方(封切時は初日に鑑賞して大絶賛)も「これは観てみたい」と語っていて、おそらく鑑賞した方々の関心度も高そうだ。しばらくはベスト10圏内に残れるだろう。

 いや実際、その効果は凄かった。土曜に祝福の鑑賞をすべく最寄りのシネコンへ足を運んだが、そこでは金曜日から上映回数を1→3回に増やしたうえ、小屋も100人前後だったのが200人ほどの大きさにまで拡大した。それだけでも大したものだが、いざ劇場へ行くと、上映開始十分前にはチケット確認のトコには人だかりが。まさか? と思っていたら

係員「ゴジラでお待ちの方は、コチラの方へ列を作ってお待ち下さーい」

 その人だかりが揃ってゾロゾロと移動し始めた。気が付けば何十人と並んでいるではないか。東京では満席の回が出た、と聴いてたが、群馬の一地方都市でもコレとは。ゴジラのためにこんな行列が出来るだなんて、やはり嬉しい。そしてオスカー効果凄い、と改めて感じた。

 Xでは「権威に弱い」「ミーハーな奴ら」といったポストも見かけたが、きっかけがどうであれ興味を示してくれたのならそれで十分。賞を獲ったがゆえに箔が付き、メディアで多く紹介された結果、動員が増えた。よくある話ではないか。

 そもそも賞を獲れるとは思ってもいなかった。ただ岡田斗司夫氏だけは
「これは海外も意識して作っている。アカデミー賞もいける」
と語っていて、本当かよ? と流石に疑問だったが、見事的中。岡田氏に関しては「作者が意図していない、間違った解釈を広めるな」と言われることも多いが、今回は御見逸れしましたとしか。お見事。

 3月中はその余韻で手堅く動員を維持できるかも。今は春休み興行になるが、動員のカギを握るのは小児・若年層。ドラえもんやアニメ作品が好調なのもそのせいだ。
 おーい、そこの若いの! ゴジラもいいぞ、ゴジラも!

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