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スキルも経験もない新入社員が最短で結果を出すために絶対読むべき最強の一冊

まずは、最初に結論です。
『ゼロ秒思考』

この本を読んでください。そして、実践してください。この本を読んで実践するだけで、活躍できるようになると思います。何十冊も読む必要はないです。たった1冊だけでいい、そしてこの本の「メモ書き」を実践するだけでいいと思います。心構えとか色々ありますが、いらないです。まずはメモするだけ。1000冊以上は本を読んでいますが、この本はとにかくやるべきことが簡単なのに効果的です。騙されたと思って、読んで、実践してみてください。
それでは、なんで読書が有効なのか、他にどんな本を読むといいのかについて、書き進めていきます。

読んで欲しい人

・4月からバリバリ結果を出していきたい新卒・第二新卒の皆様
・3年目くらいで、なんか停滞してきたかもと感じている若手

自己紹介

まずは、簡単に私の経歴を紹介いたします。

新卒の会社を8ヶ月で辞めて、ナンバーナインの創業メンバーにジョイン、会社のナンバー2として、アプリの立ち上げ、デジタル配信サービス立ち上げ、日南ラボ立ち上げなど幅広く仕事をしてきました。今年の1月に上場企業の資本傘下に入るなど事業以外にも、人より少し多様な経験をしてきました。経歴の詳細は下記記事に譲ります。

ちなみに、弊社社長の小林はナンバーナイン立ち上げ時に、すでに10年近く会社経営を行っていました。また、創業メンバーの小禄もすでに社会人として10年近いキャリアがありました。ほぼ新卒の僕でも、その2人の中でしっかりとバリューを出してきたと自負しております。
もちろん、今のナンバーナインが結果を出し続けているのは、社内で一緒に働く仲間、作品を預けてくださる漫画家さん、仕事をご一緒いただく関係者の皆様、そして社内で一緒に働く仲間(大事なので二度書きました)のおかげです。大きくなると1人でできることは限られてくるなと日々実感しています。

新卒では情報収集が9割

若手にあるものは「体力」だけです。経験もないですし、スキルもない。

そんなないない尽くしの新卒でも、「情報」さえあれば、スキルを伸ばす手助け、足りない経験を補ってくれます。

スキルで言えば

・スプレッドシートの置換機能を知っているから15分必要な作業が3秒で終わった
・クライアントの担当者の好きな映画調べて、事前に観てからアイスブレイクに使ったらなんかしらんけど案件もらえた

経験で言えば

・問題が発生した際、対応マニュアルを読んでいたから、落ち着いて初期対応することで炎上を回避できた
・プレゼン資料は一気に作り込むよりも、細かく確認をしてもらった方が効率的に作ることができるということを知っていて、細かく見せて作ったら楽に資料が作れた

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という名言がありますが、僕は「愚者は経験に学び、賢者は情報に学ぶ」と考えています。先人が残した情報を知っていることで、新卒であっても数ヶ月で、数年目と同じようなパフォーマンスを出すことはできるはずです。というか、そう信じた方が楽しいと思うので、そんなスタンスで新卒のころは、とにかく情報収集していました。

蛇足ですが、上司に期待することはおすすめしません。もちろん、新人を育てるのは上司のミッションですので、僕も持てるものはすべて教えます。ただ、どんな上司につくかを選ぶことは、立ち上げ初期の会社でない限りかなり難しいです。優秀と言われる上司の下についても、人間なので相性もあります。上司から教えてもらうのではなく、上司から盗めるものは盗んで、上司にないものは別の場所から持ってくるくらいのスタンスが一番うまくいくと思います。結局、ほとんどの場合自分しか頼れません。

読書が最強の情報収集手段

さて、本題に戻りますが、読書は最強の情報収集手段です。それでは、なぜ、読書が最強なのか?答えは、読書は効率的かつ読めば読むほど、情報収集の速度が上がりやすいからです。適当に数字で表現するなら、読書スピードを毎週0.1%ずつ上げられれば、3年で4.72倍くらいになります。今まで4時間で読んでいた本が1時間もかからずに読めるようになります。

もちろん、読書以外にも、動画(YouTube)、人と会う(同期、先輩、取引先)、ネット情報(記事やTwitter)なども情報収集の手段としてあります。これらの手段もそれぞれ良い点があり活用することに異論はありません。

効率的とは

ここで言う効率的とは、情報を収集するときに目的に合わせて、最短の時間で必要な情報を見つけられるかということです。自分で情報量や収集の時間などコントロールできる部分が多いほど、効率的な情報収集手段であると言えます。

読書とネット情報は、10秒でも、1分でも、3時間でも、時間や目的に合わせて、情報を得ることができます。目次と最後だけ読んだり、興味がある部分だけ読んだり、頭から最後まで読んだりと工夫をすることができます。この2つの手段はとても効率的だと思います。

人と会う

人と会うという手段は、短いMTGでも15分〜1時間程度はかかります。聞きたいことではない、脱線した話もボリュームとしては多いはず。情報収集よりも関係値づくり、まったく関係のない気づきを得たいときには有用です。あとは、とにかく会うことのコストが高いです。新卒時は提供できるものも少なく、人に会うといっても会社の上司、同期、友人など範囲が限られてしまいます。楽しくはありますが笑

動画

動画は倍速で観るのが限界です。自分が目当ての部分だけ探すのも苦労する場合が多々あります。もちろん、一部の優良な動画の場合は丁寧な概要があり、飛ばすことができたりもしますが、すべての動画がそうはなっていません。

動画は理解しやすさという点では優れていると思います。特にまったく学んだことがない分野を学ぶときには動画をおすすめします。私も数学やプログラミングなど新しい分野を学ぶときには動画を多用していました。一方で、ある程度、知識がついてくるとテキストでも十分理解できるようになります。

Google最強説

それなら、「読書よりも、ググればよくね?一番早いやん。」と聞こえてきそうです。もちろん、ググるのはコスパがめちゃくちゃいいです。最短で答えに辿りつけます。ただ、どうしても、情報が浅くなってしまいがちです。受験の数学で例えるなら、答えは「2」と分かるけど、どうやって「2」を導いたのか分からんといった状態だと思います。それは、ネット記事が劣るとかではなく、ネットで求められるものが「答え」であるため端的に書くことが求められるからです。

例えば、大学の授業なんかだと、◯◯基礎、◯◯応用といった授業があると思います。◯◯基礎の単位を取っていると◯◯応用も範囲が被っていて「楽単じゃん!」となることがあると思うのですが、それに近いことが読書でも起きます。ネットで検索すると最初から応用の単位に挑むようなものになってしまいます。

その点、本であれば、丁寧に基礎を説明する余裕があるので、読み込めば色々な物事の基礎を固めることができます。そして、基礎があれば、まったく違うジャンルの本を読んだとしても、基礎を応用してすべて読まなくても本を読むことができるようになります。

その中でも、数学や哲学などの抽象的なものを読んで基礎を身につけると当てはめられる範囲が広いため、飛躍的に本を読む速度を上げることができます。最終的には目次を読んで、必要そうな部分だけ読めば、必要な情報に、即座にたどり着けるようになります。

肌感100冊くらい読むと、新しい本を読んでも、なんか知っているような気がしてきます。もちろん、知識系(技術書、法律書、趣味本など)の本など一部の例外はありますが、ビジネス本、経営本、マーケティング本なんかは流行はあれど根っこは同じなのかなと思います。

そして、基礎がある分野を目次で検索するくらいなら、一周回って、結局ググるのでいいんじゃないかと思います。ググっても答えが出ない問題はまた別ですが。

読書の弱点

読書にもたくさん弱点はありますが、2点だけあげておきます。

情報の鮮度

読書の弱点は、情報の鮮度がどうしても落ちてしまう点です。TwitterなどのSNSで得る情報と比べるとかなり遅いというのは肌感でもわかると思います。エンジニア、マーケター、トレーダーなど旬の情報が求められる場合は、読書だけでは情報が不足するので、Twitter、アグリゲーションサービスなどで最新の情報をキャッチアップしていかないと置いていかれます。

情報が多すぎる

天才でもない限り、本を読んでも全部を理解し活用することはできないと思います。なんなら、1つも活用できず忘れることすらあると思います。僕も読んだ本のことは、なんとなくしか覚えてはいないです。なので、おすすめは1冊の本から3つ、それが難しければ1つだけでも活用する!という意識で読むのがおすすめです。

おすすめ書籍

ようやく、おすすめ書籍まできました。最初にも書きましたが、おすすめは『ゼロ秒思考』です。この本がおすすめなのは、やることがわかりやすく、効果がとても大きいからです。

本を読むととにかく「メモをするように」と書かれています。何事をするにもメモをきっかけにすると、考えが広がっていきます。机の前でうなってても何も進みません。本の中では、紙に書くように強調されていますが、僕はMacのメモ帳を利用しています。最初は紙に書いていたのですが、慣れてくるとMacのメモ帳でも十分になってきました。

読書幅の広げ方

えっ、1冊だけ?という方に向けて、読書の広げ方についても紹介します。広げ方はいくつかありますが、基本は繋げていくことが重要です。個人的な繋げ方は4つあって、これらを応用して読書の幅を広げてます。

同じ作者の本を読む

本を読むと、この本は面白い!ためになる!といったことがあります。読書の幅を広げるチャンスです。そうしたときに著者が他の本も書いていないか調べるといいです。そうすると3冊くらい同じ著者の本を買って読みます。著者も人間ですから、書いていることが被っていることが多々あります。著者を友達や先輩と思うと、記憶に残ります。ゼロ秒思考の赤羽さんとかは勝手に僕の上司にしてます笑

同じテーマの本を読む

同じテーマもおすすめです。例えば、マーケティング本であれば、Amazonとかの売れ筋本を5冊ほど購入します。

こんなこと言ったら怒られそうですが、言い方や表現は違うんですが、なんとなく、だいたい言ってることは似ているんです。顧客のこと考えよー、ニーズがうんたらとか。もちろん学術的に厳密さを求められるなら差はあると思うんですが、本質的なところは似ていることが多いです。個人的には表現の違いで馴染むときと馴染まないときがあるので、馴染む人の本を読み込むのがいいかなと思います。

自分の好きなものから広げる

好きなアイドル、経営者、漫画家、ブランド、コーヒー、音楽、なんでもいいのです。好きなものでAmazonで検索すると本が出てきます。それを何冊か買って読んでみます。あれ、あの歌詞ってこの引用だったのかな?とか、漫画のセリフこの文学からの引用じゃん笑とか、好きなものの背景が見えてきます。好きだと脳にも残っているので、勝手に関連づけて知識が広がります。

周りの人におすすめを聞く

これも効果的なのですが、気になる人、面白いと思う人にオススメの本はないですか?と聞きます。そうすると勧めてくださるので、その場で買います。どんなに高くても頑張って買います。そうすると、その人と次に会うときまでになんとなく読まないとなーと思いますし、会うことが決まると、本棚に積まれていた本を思い出して読み始めます。人に勧めてもらうときは、どんなジャンルでもなんでもいいから最近読んで面白かったのを教えてください!と聞くのがおすすめです。悩みとか話しちゃうと読書の範囲が思ったより広がらないことが多いので、その人の感性をいただくために、ざっくばらんにオススメ本を聞きましょう。

ちなみに、参考までに僕のおすすめ本をまとめた記事を置いておきます。

他に、おすすめ本が知りたい!ということなら、こちらに連絡いただければ回答します。
k_arai@no9.co.jp
おすすめ本のまとめを作るつもりが、読書が好き過ぎて読書論みたいになってしまいました。とにかく、新卒の皆さんは情報を色んな方法でゲットして、仕事をショートカットして下さい。諸先輩が積み重ねてきた経験を越えるには、自分の経験の密度を情報を活用して濃くするしかないです。ただ、「役に立つから読む」は楽しくないので、相当ストイックでないと続かないです。読書は読めば読むほど、「面白いから読む」に変わっていくと思いますので、楽しんで読んでください。

ぜひ、この記事で新卒の頃から読書の習慣を身につけて貰えると、仕事はもちろん、人生も楽しくなると思いますので、ぜひ読書を!


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