荒川出版会

「心を考えること、心を通じて考えること」を目的とした任意団体です。「正解」ではなく「正…

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「心を考えること、心を通じて考えること」を目的とした任意団体です。「正解」ではなく「正解(仮)」を作ることを心がけて活動しています。

マガジン

  • Re:mind Vol.1

    荒川出版会、初書籍『Re:mind Vol.1』(りまいんどぼりゅーむいち)の一部を公開しています。各記事の概要は随時、更新していきます。 創刊に寄せて(全文公開) 目次(全文公開) 各記事(編集部員による概要)

  • Zoom操作(読書会参加者用)

    荒川出版会が主催するZoom読書会等での、Zoom操作についての方法です。必要に応じて更新していきます。 読書会等の情報はこちら:https://arakawa-press.peatix.com/

最近の記事

  • 固定された記事

小田友理恵×林桜子×仲嶺真「カウンセラーとはなにものなのか──どこで何をしているのかから迫る心のケア入門」

本イベントは、会場での観覧とインターネット配信との、ハイブリット配信型のイベントです。購入するチケットにお間違えのないようご注意ください。 専業学生の方は、オンライン視聴チケットが無料で購入可能です。詳細は「チケットについて」をご参照ください。※ 大学院生は無料チケットの対象外です。 イベント概要 昨今、「心の問題」に対して広く関心がもたれ、問題への対処が様々なところで行われています。たとえば、子どもに「問題行動」があれば、「この子はなぜこのような行動をしてしまうのでしょ

    • 【試し読み】S-Pモデル私案──科学を血肉にして動き応答し続ける実践家の集団(小田友理恵)

      はじめに  本稿では、新しい心理学のかたちを考えることにもつながる、科学者-実践家モデル(Scientist-Practitioner Model:以降S-Pモデルと略します)の新しいかたちを提案します。S-Pモデルに関するこれまでの私の研究経験だけでなく、臨床歴6年目のカウンセラーとしての私の経験も踏まえながら、来たるべきS-Pモデルについて論じてみようと思います。  S-Pモデルはその名のとおり、クリニカルサイコロジストが「科学者かつ実践家」であることを求めるモデルで

      • カウンセラー? なにそれおいしいの?──「カウンセラーとはなにものなのか──どこで何をしているのかから迫る心のケア入門」事前レポート

        「え!? 心理学をまなんでいるんですか?! じゃあ、私の心、読まれてしまいますね!!」 「心理学をまなんでいます」と誰かに伝えると言われてしまう、心理学徒あるあるの一つです。心理学をまなぶと「相手の心が読める/見透かせるようになる」みたいです。 (ちなみに、僕は博士(心理学)なので、心よめます) ということは、心理学をまなんだ後に”心の専門家”の資格を授与されたカウンセラー(臨床心理士/公認心理師)は、相手の心を読んで、その人の悩みを解決に導いているのかもしれません。どの

        • Zoomでの名前変更方法

          荒川出版会が主催する読書会の参加者さん用の説明ページです。 PCからご参加の場合①画面下部の「参加者」をクリック ②自分の名前の横に表示されている「詳細」をクリック ③「詳細」をクリックしたら、「名前の変更」をクリック ④ 呼ばれたい名前を入力して、「名前の変更」をクリック 以上で、名前の変更が可能です。 なお、スマートフォン・タブレットからご参加の場合も、同様の手続きで名前の変更が可能です。

        • 固定された記事

        小田友理恵×林桜子×仲嶺真「カウンセラーとはなにものなのか──どこで何をしているのかから迫る心のケア入門」

        • 【試し読み】S-Pモデル私案──科学を血肉にして動き応答し続ける実践家の集団(小田友理恵)

        • カウンセラー? なにそれおいしいの?──「カウンセラーとはなにものなのか──どこで何をしているのかから迫る心のケア入門」事前レポート

        • Zoomでの名前変更方法

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        • Re:mind Vol.1
          5本
        • Zoom操作(読書会参加者用)
          2本

        記事

          Zoomでの資料画面共有方法

          荒川出版会が主催する読書会の参加者さん用の説明ページです。 パワーポイント資料を使う場合1. パワーポイントファイルを開いた後、以下の画像に示す箇所をクリック 2. Zoom画面に移動し、「画面共有」(以下の画像参照) をクリック 3. 画面共有用の画面(以下の画像参照)にて、共有したい資料(以下の画像の四角枠にあたるところ)をクリックした後、「共有」(以下の画像の丸枠)をクリック 以上でZoom上での画面共有が可能です。 なお、パワーポイント以外のファイル(たと

          Zoomでの資料画面共有方法

          心の測定に関する4つの問題提議:「心は測れるのか──心理尺度の適切な利用を考える」事後レポート

           本稿は,2023年6月3日 (土) に行われた,荒川出版会主催のイベント「心は測れるのか──心理尺度の適切な利用を考える」の事後レポートであり,解説記事となっています。本イベントは多数の来場者とオンライン視聴者の方々にご覧いただきました。海外では盛んに議論されている心理測定の根本的な問題について,司会・登壇者の仲嶺真さんとともに議論させていただくことで,心理測定について広く問題提議ができたのではないかと思っております。他方で,心理測定の根本から問い直したいという方向性で考え

          心の測定に関する4つの問題提議:「心は測れるのか──心理尺度の適切な利用を考える」事後レポート

          気恥ずかしい対話、あるいは「裸の王様」を乗り越えるには?:「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」事後レポート

           こんにちは、荒川出版会の古川です。  2024年3月21日、新進気鋭の社会心理学者をお招きして「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」というトークイベントを開催しました。  登壇者は以下の通りです。 ・秋保亮太(あきほ・りょうた)さん ・宮前良平(みやまえ・りょうへい)さん ・仲嶺真(なかみね・しん)さん  秋保さんは産業・組織心理学、グループ・ダイナミックスの専門家、宮前さんはグループ・ダイナミックス、災害復興の専門家、荒川出版会の会長である仲

          気恥ずかしい対話、あるいは「裸の王様」を乗り越えるには?:「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」事後レポート

          【質疑応答の一部公開】秋保亮太×宮前良平×仲嶺真「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」#荒川出版会240321

          先日、『関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学』と題して、秋保亮太氏、宮前良平氏、仲嶺真でトークイベントを開催しました。 このトークイベントでは、「私たちはどのように他者と付き合えば、より良い関係性を作れるのでしょうか? 良い関係性とは一体何なのでしょうか? そもそも私たちは良い関係性を作る必要がどこまであるのでしょうか?」という問いに対して、社会心理学の立場からどのように応えることができるのかを目指して開催されました。(事前レポートはこちら) 本イベ

          【質疑応答の一部公開】秋保亮太×宮前良平×仲嶺真「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」#荒川出版会240321

          【大胆アイデア大歓迎!】平日夜の読書会──チームを良くするために

          *このイベントは、オンラインのみの開催です。 申込はこちら。 チーム・ダイナミックスを活用したチーム作りをしよう! チームを作るのは簡単ではありません。人を集めたらチームになるわけではないですし、有能な人々を集めたら優秀なチームになるわけではありません。どうすればチーム一丸となって素晴らしい成果をあげることができるのでしょうか。 チーム・ダイナミックスは、チームとして最高の成果をあげる方法を考えるのに役立ちます。本書『チーム・ダイナミックスの行動科学──組織の生産性・安全

          【大胆アイデア大歓迎!】平日夜の読書会──チームを良くするために

          Re:mind Vol.1 目次

          創刊に寄せて(仲嶺真)・・・2 特集 心理学の未来・・・8 独立研究者という文化的実践(朴東燮)・・・10 がんばれサイコロジスト ふらふら道中 僕がアイドルになった理由(須藤竜之介)・・・46 【試し読み】 S-Pモデル私案──科学を血肉にして動き応答し続ける実践家の集団(小田友理恵)・・・70 【試し読み】 研究の中で「私」が何を感じ、その後に実践者と何を見つけたのか──責任、意図(意志と自由)、「むりやりんく遊び」(北本遼太×遠藤賢二)・・・90 【試し読み】 挑戦的

          Re:mind Vol.1 目次

          【読書初心者大歓迎!】平日夜の読書会──心のケアを考える

          *このイベントは、オンラインのみの開催です。 申込はこちら。 心のケアはみんなのものである!悩み相談を受けたら、話を聞き、アドバイスをし、時には助けます。落ち込んでいる人には、遊びに誘って気晴らしをしようとしたり、安心してもらうために「大丈夫だよ」と声をかけたりします。私たちはふだんから心のケアをしています。 一方で、臨床心理士や公認心理師など、専門家として心のケアに取り組んでいる人もいます。 私たちの心のケアと専門家の心のケアは何がどのように違うのでしょうか、あるいは

          【読書初心者大歓迎!】平日夜の読書会──心のケアを考える

          私たちは他者とよい関係をつくれるのか──「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」事前レポート

          私たちは他者とどのようによい関係をつくれるのでしょうか。 多くの人が気になる、重要な問いの一つです。社会心理学はこのような問い(人間の社会性とは何か)に応えようとしてきました(亀田達也『大学4年間の社会心理学が10時間でざっと学べる』KADOKAWA、2023年)。 社会心理学の起点は1908年と言われることもあります(サトウタツヤ「起源神話?1908年は社会心理学が始まった年?!」心理学ワールド、2008年)。そうであれば、社会心理学は100年以上にわたり「人間の社会性

          私たちは他者とよい関係をつくれるのか──「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」事前レポート

          秋保亮太×宮前良平×仲嶺真「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」

          本イベントは、会場での観覧とインターネット配信との、ハイブリット配信型のイベントです。購入するチケットにお間違えのないようご注意ください。 学生の方は、オンライン視聴チケットが無料で購入可能です。詳細は「チケットについて」をご参照ください。※ 大学院生は無料チケットの対象外です。 イベント概要荒川出版会 社会心理学イベント第二弾!!  昨年3月に開催され、白熱した議論が行われた「社会心理学者は歴史といかに向き合ってきたか?」に引き続き、日常生活に根差した社会心理学につい

          秋保亮太×宮前良平×仲嶺真「関係性のデザインを考える──グループ・ビルディングの心理学」

          2024年の荒川出版会の抱負を語る

          はやいもので、年が明けてからすでに1か月が経ってしまいました。みなさんいかがお過ごしでしょうか。 この記事では、荒川出版会の仲嶺真が2024年の活動の抱負について、遅まきながら語りたいと思います。 出版・販売活動2023年は荒川出版会初書籍『Re:mind Vol.1』を刊行しました。荒川出版会はその名の通り、Zineを出版しようという活動が団体発足のきっかけになっています。足掛け2年で『Re:mind Vol.1』の刊行にこぎつけました。 2024年は『Remind

          2024年の荒川出版会の抱負を語る

          【盛大な誤読大歓迎!】平日夜の読書会──関係性から考えるものの見方に触れる

          *このイベントは、オンラインのみの開催です。 申込はこちら。 今話題の「社会構成主義」!実に堅苦しい名前ですが、実際は面白くて、いろいろな場面(ビジネス、人間関係、教育)で活かせる考え方です。「関係性から考えるものの見方」とも言われています。 <帯文を書かれた篠原信先生による社会構成主義の紹介:存在を変えようとするのではなく、硬直した関係性に変化をもたらす> 本書『関係の世界へ』は、関係性から考えるものの見方 a.k.a 社会構成主義 のいちばんやさしい入門書。社会構成

          【盛大な誤読大歓迎!】平日夜の読書会──関係性から考えるものの見方に触れる

          2023年の荒川出版会を振り返る

           例年に比べて暖かい年の瀬ですが、いかがお過ごしでしょうか。  2023年も残すところあとわずかですね。  この記事では、荒川出版会の北本遼太が2023年の活動を振り返りながら、今年1年間の活動記録を報告します。 出版・販売活動 まずは何といっても、荒川出版会より初の書籍『Re:mind Vol.1』が刊行されました。詳しい内容は、記事紹介のnoteをご覧いただいたり、実際に手に取っていただければと思います。購入はコチラ。  Re:mind は、心に関する議論を心理学

          2023年の荒川出版会を振り返る