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#14 ひらがなからの卒業、大人社会の第一歩|発達障害児を分子栄養学で育ててみた

高校三年生になるまでは勉強が全くきなくて、クラスの最下位スタートでした。しかし、高校三年生になって突然トップになりました。もちろん、天才になったわけではありません。高校三年生の勉強はわかるのですが、それ以前の勉強はインプットされていないので、本当にちぐはぐな状況です。基本的なことを知らなかったり、難しいことは知っていたり、そんな感じです。

息子が一番苦手だったのが漢字を覚えることです。ひらがなで全部書いてしまいます。高校生になっても、ひらがながメインの文章を書いています。大学に合格して、その問題に気付きました。

大学に合格して入学式までの間に一ヶ月ほどありました。せっかくなので、この一ヶ月、車の運転免許証を取ることにしました。はりきって一緒に行きました。息子は自動車の運転免許証をどこでどのように取得するのかも知りませんでした。

教習所というところがあるのです。そこに行って勉強して試験に合格すれば、運転免許証が取れるということを伝え、自分一人で申し込みをさせようと思いました。普通のお子さんはみんな知っているものですが、息子は分からず、オロオロしていました。

なので一緒に行って、まず私が受付の方に話しました。少し話を聞いたら、まだ大学の入学式は始まっていないのですが、大学生であれば学割がありますと教えていただきました。後日、学生証を見せれば大丈夫だとのことでした。

息子は申し込み用紙の大学の欄に「りゅうきゅう大学」と書きました。漢字が書けなかったのです。

受付の方には不審がられ、「本当にその大学に合格したのですか?」と言われ、合格証書など何か証明できるものを持ってくるように言われました。その日は申し込みできませんでした。

もう、ほんとに、あれれと思いました。やはり、大学生になったらこの程度のことはできなければいけないのだと感じました。自宅に帰ってまずやったのが、琉球大学というのを漢字で書く練習でした。本当にそんな状況です。

その後のお話ですが、琉大の数学科を四年間で卒業した後、実は息子は医者になりたいと言い出したので、医学部に再チャレンジしました。しかし、医学部に入っても漢字を覚えきれないことが大変です。医学用語の漢字はやはり難しいですね。言葉は理解できるのですが、漢字を書かなければテストで点数をもらえません。息子は試験のために漢字の書き取りを苦労して行っていました。

医学部は多分ギリギリで合格したのだと思いましたが、でも実際には息子は一年生の時からずっと成績が上位でした。

小学校や中学校では勉強が苦手で、さらに発達障害があったとしても、チャンスがあります。本人の脳が働く時に、脳はちゃんと成長することを実感しました。

それもで漢字の書き取りには最後まで苦労していました。
今もそうです。英語がいいと言っています。

子供が成長する時期はわからないものです。息子も高校三年生になって変化が現れました。その変化がいつ訪れるか分からないので、真剣に分子栄養学で栄養療法を行えばもっと早かったかもしれません。

大学に入るまでは食事に力を入れていました。高校時代のお弁当も、玄米やゴーヤチャンプルなど、見た目は古風でしたが、ちゃんと食べてくれていました。

琉大に合格しても、食事が乱れると脳の発達に影響するのではないかと心配していました。だから食事はしっかりと考えて準備しました。過保護かもしれませんが、親としてできることはそれしかありませんでした。朝食は、小さい頃からずっとご飯とお味噌汁、納豆を食べさせてきました。

今、医者になって頑張っていますが、食事の基本がしっかりしているのは、小さい頃からの習慣があるからだと思います。食事について考えるようになり、ジャンクフードなどは控えるようになっています。栄養をしっかり摂っていて本当に良かったと思います。


お知らせ

沖縄県宜野湾市「新垣形成外科」にて分子栄養学に基づいた栄養療法を行っております。遠方にお住いの方へは、ZOOMでの栄養カウンセリングを行っています。どうぞお気軽にお問い合わせください。

新垣形成外科

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サプリメント外来
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